海合宿!!
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「ああ・・・」
「合宿の目的は男を落とすことじゃないのよ」
「もっと緊張感を持ってよ〜」
「そうだぞ!!」
シャルル、セシリー、ハッピーがそう言う。
「その格好で言われても・・・」
ジュビアさんは遊ぶ気満々の3人の格好とグレイさんに水着を見てもらえなかったことにショックを受けて暗くなっていた。
「俺も泳ぎにいくかなぁ!!」
俺が2人のあとを追って上に羽織っているTシャツを脱ごうとしたら、
「待て!!」
エルザさんに止められる。
「ん?何ですか?」
「お前は服を脱ぐな!!」
エルザさんは俺がTシャツを脱ごうとしたのがダメだと思ったらしい。けど・・・
「俺、男だから問題ありませんよ?」
容姿は別にして俺の本来の性別は男だ。上が裸でも全然大丈夫なんだが。
「いや、お前が上半身裸でいては男どもが黙っているわけない。大人しく上を着たままでいろ」
「くっ・・・」
エルザさんがあまりにも堂々と言うから納得しそうになったけど・・・ここで引いてしまってはいけない!!
「Tシャツで海に入るのはまずいと思います!!」
「別にそれに関しては問題はないぞ。ただ、泳ぎにくいと思ったからな」
エルザさんは自分の荷物の中から何かを取り出す。
「ラッシュガードというものを用意した。これなら海でも安全に泳げるぞ!!」
エルザさんの手にあるそれはボーダー色のおしゃれなパーカーのようなもの。てかあれ絶対女物だろ?
「さぁ!!これをやるから大人しく着ていろ!!」
「は・・・はい・・・」
俺は早く海に入りたかったのでそのラッシュガードなるものを受けとる。
「よし、間違って小さいサイズのものを選んでしまったからやり場に困っていたんだ。これで万事解決だな」
ラッシュガードを羽織っているとエルザさんが後ろで満足そうに腕を組んでうなずいていたけど、いいのかそれで。
「シリル〜!!こっちでビーチバレーしようー!!」
着替え終わるとウェンディとルーシィさん、レビィさんが俺に向かって手を振っているのに気づく。
「うん!!今いくよー!!」
俺は手を上げてそれに答え、3人の方へと走っていく。
「あ!その服可愛いね!!」
「エルザさんに着せられました・・・」
「いいじゃん!!すごく似合ってるよ!!」
レビィさんとルーシィさんが俺の着ているラッシュガードを褒める。俺は嬉しいような悲しいような複雑な気持ちです。
「皆さん!!さっそくビーチバレーしましょう!!」
「うん!!そうだね!!」
ウェンディがビーチバレーボールを持ってそう言うのでさっそくビーチバレーを始めることにしました。
「行きますよ?えいっ!!」
ウェンディ
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