40話
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追伸 明日のユウの分のチケットは○○さんに頼んでキャンセルしてもらっているので明日くるなら自腹になるのでご注意ください〉
こうしてユウは重いため息をついた後、既に用意してあった荷物を持ち、封筒に入っていたチケットを使ってヴィヴィオ達より早く来たのだった。
「「………」」
「無言にならないでくれ。ルーテシアは制裁しといたからもう気にしてない」
因みに制裁の内容はアイアンクローでルーテシアの頭を5分間に渡って絞め続けるといった内容である。
「ヴィヴィオ逹が来るの10時だから……まだ二時間くらいあるな。俺はもう少しここでトレーニングするけど、二人はどうする?」
「僕も一緒にトレーニングします!」
「私はルーちゃんのところに行きます。何かお手伝いすることがあるかもしれないので」
「了解だ。何かあったら念話で呼んでくれ。エリオ行くぞ」
それから一時間程エリオと軽いトレーニングをしてからロッジ戻り、メガーヌに頼まれた薪割りと薪運びを終えたところでヴィヴィオ逹が到着したとの連絡が入る。
エリオとキャロと共にロッジの前に行くとヴィヴィオ逹がいる。
「ユウ!先に行くなんてずるいよ!」
「文句は俺じゃなくてルーテシアに言え。俺は嵌められただけだ」
「なら言わない」
ルーテシアに文句は言わないらしい。
「なぁエリオ。俺はこの理不尽に対して怒っていいよな?」
「えぇっと止めておいたほうがいいと思いますよ後が恐いですし。そっそれより早く荷物を部屋に運びましょう。ルー、僕は何処の部屋?」
エリオは話題変更を試みる。
「キャロやフェイトさん同じ部屋を用意しといたよ!」
「え!?」
哀れ、必死で話題を変えたエリオに告げられるのは衝撃の事実。
「ルー!男女の相部屋はだめだよ!」
「六課時代はキャロと一緒の部屋だったし大丈夫でしょ?それにここでは私がルールです」
ニコニコ顔で告げられるエリオへの宣告。
「…………」
固まるエリオだったが哀れな少年を神は見捨ててなかった。
「安心しろエリオ。お前の部屋は俺が用意して置いた」
「ユっユウさん!」
ユウは哀れな少年の肩に手を置いて慈愛に満ちた笑顔で救いの手を差し出す。
「ルーテシアにばれない様に用意したから悪いけど俺と相部屋だ」
ユウの泊まっている部屋は広いがベッドが一つしかない。ユウはこの事態を予想して朝のうちに部屋にベッドを運び込んでいたのだ。
「いえ!ぜんぜん構いません。寧ろありがたいです!」
ユウを崇める勢いで感謝するエリオであった。
「ちょっと勝手な部屋割りの変更は認めないよ!ここでは私がルールなんだよ」
「そんなルールはねじ伏せさせてもらった。ロッジ最高権力者のメガーヌさ
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