九校戦編〈下〉
九校戦九日目(7)×無頭竜幹部&ジェネレーター捕獲からのガサ入れ
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(ウォン)は喋った。
「・・・・私が知っている事はこれで全てだ」
『こちらの質問もこれにて終了だ。ご苦労だったな』
「では、信じてもらえるのか?」
『そうだ。貴様は紛れもなく、無頭竜首領、リチャード=孫の側近のようだな』
打ちのめされた虚無感を漂わせていた黄の顔に、僅かな希望が浮かんだ。だがそれは絶望へと変わるカウントダウンだった。
「グレゴリー!」
最後の同僚と共に、完全に消失したかに見えたが今頃は海斗や大地が幹部らに逮捕状を見せてワッパをしている所だろう。その他の部下達は無頭竜の構成員を次々に逮捕している所なので、最後の一発で終わらせる事にした。
「・・・・何故だ!?我々は、命までは奪わなかった。我々は誰も殺さなかったではないか!」
と叫ばれてももうすぐで今回の任務は終了するのだが、最後に聞いた言葉を聞いた所である俺と響子。
『・・・・我々は誰も殺さなかったではないか!』
通信機から都合の良い理屈が聞こえてきたが、それは結果論にしか思えない。彼らは大量殺人を目論み、それを俺らで阻止した事もあるが大事な事を言う俺。
「お前らは目の前の命を散らそうとして来たが、先程粛清について左右するかもしれんと言ったがそれは嘘だ」
『何だと・・・・』
「お前らが何人殺そうが生かそうが、粛清対象であるのは変わらない。お前もドウター化が出来る以上、これ以上泳がせておく訳にもいかない。俺いや我は創造神黒鐵として、全てのドウターを排除するのが目的である」
『何故ドウターの事を知っている!そしてその名前を知っているという事は、CBか蒼い翼でしか知らない事だ。まるで悪魔のような力ではあるが、これが本物の力だと言うのか!?』
ドウターの事を知っている以上、野放しはこれ以上の事はしないでダグラス=黄の断末魔の声が聞こえたと共に捕獲完了という報告を聞いた響子だった。あとは警察関連の者達を無頭竜がいた最上階をガサ入れしたので、俺達の仕事はこれにて完了となった。
大型輸送車内には、ジェネレーター四体と無頭竜幹部ら六人を逮捕した事を玄信ら国防軍と国際警察と公安に報告。俺達の仕事は終わったからか、俺と響子らは撤収となってハッキングを元通りにしてから俺らの事を待っている者達の所へと帰還した。
ホテルに戻る前に、大型輸送車に乗っていた者にバイト代を渡してからそれぞれ帰還をし、響子はバイト代と共に深夜と真夜に深雪と共に情事をしてから寝たが、ちゃんと浄化をしたので奏の記憶を保持したままとなった。
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