九校戦編〈下〉
九校戦九日目(7)×無頭竜幹部&ジェネレーター捕獲からのガサ入れ
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まの格好で充分らしいが、一応選択肢を与えたが赤白龍神皇帝か大天使化にしたとしても本物の神様が粛清をするなら、そのままの容姿で名乗ればいいと言っていた。俺は通信機を付けたまま、響子から指示されたコードを端末から打ち込んで音声通信に切り替えた。
ここでグラサンから風除けのバイカーズシェードを取り出して目を覆った。何もない空間から取り出したロングタイプのデバイスを取り出すが、銀色の長い銃身を持つハンドガンタイプのフォルムを模した特化型デバイス。
今から使う力は『滅』『無効化』と転移魔法だが、撃った者は魔法陣で転移されて幸典達がいる大型輸送車内の拘束室に転移される。落下防止柵の手前に立って、左手で持った神の力を最大限使えるようにしたデバイスを向けた。銃口が向く先は、横浜グランドホテルだったが最上階にいる者達の様子を透視していた。
「二度目だが、あんなポンコツみたいなのが『ジェネレーター』か」
「ポンコツ呼ばわりは賛成だけど、捕獲したのは初めてだったわ。特徴が情報部のレポートと完全一致していたから、あとは容姿が完全にとある映画に出てくるサイボーグよね」
ベイヒルズの屋上からグランドホテル最上階までは、直線距離で一キロ超であるが俺の目がスコープ代わりとなっているので照準器などは必要ない。それと実弾銃ならばサイレンサーを装着しているが、こいつは神の力を最大限使えるように調整した端末の為なのでサイレンサーも必要ない。
響子には、別の端末から俺が見ているモノを映し出す事が出来る端末で見ていた様子。それに室内に何人の魔法師がいて、その内何体がジェネレーターであるかまでもが判別可能だからだ。
「自我を奪われた魔法発生装置。兵器として開発された魔法師の成れの果てではあるが、あんなポンコツジェネレーター無しでも俺らは充分使える優秀な部下達がいる」
「そうですわね。私達にはヴェーダや自立支援型AIゼロや裏方である者達がいますし、今更ジェネレーターがいたとしても私達がサポートすれば機械以上の力を発揮しますでしょう」
魔法師の皆が皆、兵器に甘んじている訳ではないが不適当な発言では無さそうだった。ジェネレーターの在り方と優秀な部下とでは性能以上の力を発揮する事で、どっちがポンコツかは見て分かる。生体兵器など必要性がない我らにとっては、優秀な部下+IS部隊と機械部隊であるオートマトンがあるだけでも充分だ。この装置を破壊するのは別に構わんが、一応機能停止させてから捕獲が目的とされている。
俺の力を最適化されたデバイスの引き金を引いた事で、軍事機密以上の機密である『滅』と『無効化』と転移魔法の三つを一つの魔法として使った。コンクリートの外壁を原料の粉末ごと消滅した事で、媒体となった壁に物理的な穴が開いた事で外部からの魔法干渉を妨害する閉鎖
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