暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアートオンライン  〜蒼き神速使い〜
26 出発
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「貴様・・・」
「なに?戦ってくれるの?楽しみだなあ。あれ?もしかして一方攻撃しかできないんですカー?」
「今はやばいっすよシグルドさん。こんな人目のあるところで無抵抗の相手をキルしたら・・・」
ぐっと歯噛みしながらシグルドさんは
「リーファ。今俺たちを裏切ると、近いうちに後悔するぞ」
「留まって後悔するよりましよ」
「ふん。せいぜい泣いて土下座する練習でもしておけ」
そういうと男たちは去っていった。
「ぷっ、ださっ」
「傑作だったぞ」
キリトにねぎらわれながらエレベーターに乗り込んだ。



「う、うわあああああ!!!」
あまりに綺麗な景色に声が出てしまう。
「それが近い。手が届きそうだ」
「だよね。こうやって見るとちっちゃくみえるよね。いろんなことが」
「・・・のこってもいいよ?」
首を振るとリーファは
「・・・いいきっかけだったよ。・・・いつかはここを出て行こうと思ったの。1人じゃ怖くてなかなか決心がつかなかったけど・・・」
俺も、キリトもしゃべらない。
「何でああやって縛ったり縛られたりするのかな・・・せっかく羽があるのに・・・」
「人間、だからじゃないかな」
「え?」
「ひとはほかの人より上に立っているという意識で優越感を得なきゃ生きていけないものなんじゃい?」
「複雑ですね。人間たちは」
「ユイちゃん?」
「人を求める心をあんなふうに捻じ曲げる心理は理解不能です」
「ああ」
「他人を求める衝動が人間の基本的な原理だと思うんですが、わたしは・・・」
そういうとキリトにキスをし、
「こうします」
「堂々してるね。でも人間はそんなシンプルじゃないからな・・・」
何か吹っ切れたような顔をしているリーファが
「そろそろ出発しようか」
といった。
中央の石碑で戻り位置をセーブする。
「いくよ」
「オッケー」
出発・・・とおもったら
「リーファちゃん」
きやがったか。おそい。
「ああ、レコン・・」
「ひどいよ何も言わずに行こうとするなんて・・・」
「ごめん。すっかり頭の中から抜け落ちてたみたい」
「ひどい!!」
が、めげずに
「リーファちゃん、パーティー抜けたんだって?」
「勢い半分でね・・・。あんたはどうするの?」
「決まってるじゃないか。この剣はリーファちゃんだけに捧げてるんだから・・・」
「き、気もち悪くないか?」
「ちょっとひくよね・・・」
「えー別にいらない」
「一緒に行くよといいたいところだけどちょっと気になることがあるから僕はシグルドのパーティーに残るよ。確証はないんだけどね・・・」
「・・・・」
「キリトさん、ソラさん。彼女トラブルに飛び込んで行く癖があるので気をつけてくださいね」
「おっけー」
「今度こそ行こうか」
俺たちは大
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