第1章 光をもとめて
第2話 鬼畜戦士と童顔戦士
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あ、申し訳ありません。ご用がありましたか? ユーリさん」
奈美は再び三つ指をつきつつ 頭を下げた。
「いや、一応侘びを、と」
「はぁ、侘び、でございますか」
「アイツの、隣のアイツの事だ。……同じギルド所属だし、それに性質は一応察していたんだけど、言うの遅れたから。一応今はオレの連れだ。悪いことをした」
ユーリはそう言うと、軽く頭を下げた。旅先で、ひょんな事から出会っただけの間柄なのに、こう言う事をしている自分が何処か不思議だ。
……ユーリは、色々と思うとこがあるんだけど、アイツ、ランスには、何か人をひきつける様な何かを感じる。
『……後に本当に大物になっていそうな気がする』と。
「ふふ。熱烈、でしたね。ですが 謝って頂く程のコトじゃありませんよ。ユーリさん」
「そりゃ良かった。それに、柔術を嗜んでいるとは 恐れ入ったよ。……流石 JAPAN出身と言った所か」
「お褒めの言葉、有り難く受け取りますね。 ユーリさんも、ランスさんの様に情熱的であれば……、ふふ」
「……からかわないでくれ」
「ごめんなさい。ただ、あの子の事を見ていたら……」
「ん?」
「いえ、何でもありません」
奈美は、何処か意味深な微笑みをしながら、そう言っていた。そして、ユーリは一枚の紙を渡した。
「これは……?」
「ああ、すまないが隣の男に渡してくれないか? オレが直接行くと、色々とモンクを言われそうなんだ」
「ふふふ、そうですか。承りました」
「ありがとう」
そして、奈美は笑顔のまま、了承してくれて、そして出て行った。
ユーリは その後 手渡された小包を確認。
「うどんに、焼きぞば。……バライティ豊かだ事」
ユーリは、顔を引きつらせながら笑っていた。それなりに中身を確認すると、帰り木や世色癌。と必需品もあったので、とりあえず 手持ちには それらにして うどんやら焼きそばやらの 食べ物系は こちらの旅館においてもらう事にした。
その後、あの紙に書いた場所で、ランスを待つ事にするのだった。
〜ピストロ酒場・ふらんだーす〜
「おっ! そうだ。金が余っていると言うのならば、貰ってやっても良いぞ?」
「……一体どう言う会話の流れでそう言う話しになる? 確かにこの場は構わんとは言ったが、やるつもりはない」
ランスは上機嫌でそう言っていた。
ここに来た時、『オレ様を呼び出すと言う事は、それなりの〜〜』っという感じで話しが進んだ。
ユーリは、ため息を吐きながらやんわりと断った。
笑ってしまうのは、本当に清々しいまでの唯我独尊だからだろうか、これも情報通りだ。
そして、次々と料理や酒が運ばれてきた。
「奢って貰うのは良いが、報酬
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