23 壊れたソラと馬鹿とのデュエル
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「へ?リーファちゃんは来ないの?」
「この二人に一杯おごる約束なんだ」
「・・・」
俺たちに敵意向けられてもなあ・・・。
「というわけだから。次の狩り決まったらメールして。行けそうだったら行くわ。じゃね」
そういうと俺たちはリーファによって引きずられていった。
「よかったのあれで」
「いいんです」
「彼氏粗末にしてるなあ」
「はい!?」
「ちがうの?」
てっきりそうだと思ってたんだけど。
「あいつはパーティーメンバーでリアルでも知り合いなの」
「そ」
かわいそうに。
しばらくいくとすずらん亭という店が見えてきた。
と、俺らの行く手に一人の男が立ちふさがる。
「何でこんなところにスプリガンとウンディーネがいる」
「いいでしょべつに」
「なんでリーファさんもこいつらを連れ込んでいるんですか?」
「命を助けてくれたから」
「本当ですか?」
「まあね」
と頭が切れたのか抜刀した。
「このままやってもいいんだがなそれじゃあ心証が悪い。デュエルだ!」
「のぞむところ」
そう答えたのはおれだ。
「スイルベーンで武闘大会で必ず上位の成績を残すプレイヤーよ!?わかってる?」
「だからなんだ?」
スイッチがはいった。
「今ナツはいないからな。存分に痛めつけてやる」
もちろん全損モード。
楽しみだねえ。
「俺はランカー。自分を負かした名前は知っておきたいだろう?すぐに決着つけてやる」
「そうか。おれはソラ。30秒で決着つけてやるよ」
3,2,1.
0になった瞬間相手は突っ込んできた。
ひらりとよけると後姿に一撃。
さらに畳み掛けると15秒かからずHPが消滅した。
ざわめく人々を無視してリーファの肩に手を載せるとお店に向かって歩き出す。
「お前えげつないな」
「つまんなかったな」
お店に入るとプレイヤーは一人もいなかった。
「さ。お代はあたしが持つから何でも頼んでいいよ。ただあんまし食べ過ぎるとログアウトしたあと大変になるよ?」
「キリト・・・」
「な、何だよその目は・・・」
「いや一番食い意地張ってそうだったから」
「ひどいな!?」
結局リーファはフルーツババロア、キリトが木の実のタルト、ユイと俺はチーズクッキーを注文、
飲み物は香草ワインを頼んだ。
「改めてありがとう。たすかったよ」
乾杯するとリーファはそういった。
「それにしても好戦的なやつらだったな。ああいうPK集団って多いものなのか?」
「そうだね。近いうちに世界樹を攻略するつもりなのかな・・」
「あ!そうだ。世界樹にいきたいんだ。教えてくれないか?」
「それはたぶん全プレイヤーが願っていることね。ALOのグランドクエストだもの」
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