22 とまらない馬鹿。・・・ていうかとまれない馬鹿。
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しばらく飛ぶと街が見えてくる。
「お!みえてきたな!」
「へーえ。きれいな街だな」
リーファは
「真ん中の塔の根元に着地するよ!」
といったが
「オッケー」
と返事できたのは俺だけだった。
キリトを見ると真っ青な顔していた。
「キリト君、ライディングのやり方わかる・・・?」
「まったく・・・」
ああ。これは・・・
「ご冥福をお祈りいたします」
俺とリーファは空中でとまることができたがキリトはそのまま突っ込んでいく。
「うああああああああああ!!!」
塔に張り付くキリトをみておれは
「ぷっ」
と噴出す。
一応リーファはやさしく
「大丈夫かな?」
と笑いをこらえているが
「大丈夫だったらいいな。」
と俺が言うとついに噴出した。
さてさて塔の根元では怨嗟の声が上がっていた。
「ううっ・・・ひどいよ・・・」
あと可愛い妖精さんの声も。
「目が回りました・・・」
「いやだって。お前も練習しとけばよかったのに」
「ううっ・・・・」
「まあまあ。魔法で回復してあげるから」
回復スペルを唱えるとHPバーが回復した。
「本当はウンディーネのほうが得意なんだけど・・・」
「魔法スペルがわからん」
ばっさりと切り捨てた。
「へえ。スプリガンは何が得意なの?」
「トレジャーハント関係と幻惑魔法かな。戦闘には向いていないから不人気ナンバーワンの種族なんだよね」
「まじか」
「下調べするべきだったか・・・」
「あったりまえだろ!!」
と突っ込むと横から声がした。
「リーファちゃん無事だったの!?」
黄緑色の髪のエルフが手をぶんぶん振りながらこちらに向かってきていた。
「あー。レコン。うん、どうにかね・・・」
めんどくさそうに聞こえるのは気のせいか?
「すごいや。あれだけの人数から逃げ切るなんて、さすがリーファちゃ・・・っ!?」
俺らを見た瞬間剣に手をかけた。
「す、スプリガン!?それにウンディーネ!?何でこんなところに・・・!?」
「お?やるか??」
こちらも剣に手をかけると
「あ、いいのよレコン。この人たちが助けてくれたの」
「えっ!?」
そういうとくるっとこちらを向いて
「これはレコン。君たち会う前にサラマンダーにやられちゃってたんだ」
「へえ。俺はキリト」
「おれはソラ。よろしくな」
「あどうも・・・」
三拍おいて、
「だ、大丈夫なの?スパイとかじゃ・・・」
「大丈夫。俺はともかく、こいつにスパイは向いてなさすぎだから。ねっキリト?」
「・・・なんか腹立つがその通りだ」
「あたしも最初に疑ったんだけどね。天然ぼけだから」
「こっちも何気にひどいこといってる!?」
「リーファちゃんシグルドたち水仙館で席とってるから分配はそこでやろうって」
「あ、うーん・
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