暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
マブラヴ
1049話
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以上、麻帆良に近い存在だ。
 正式に麻帆良の魔法使いになってしまえば、最近は収まってきていた関西VS麻帆良の戦いが再燃する可能性が非常に高い。いや、確定事項と言ってもいいだろう。
 それをどうにかする為に、麻帆良でも関西呪術協会でもない第3の選択肢を近衛は視野に入れている。
 その第3の選択肢というのが、俺達シャドウミラーな訳だ。
 確かにその2勢力にしても、シャドウミラーと敵対しようとは思わないだろう。
 麻帆良に関しては、それこそ間近で俺達シャドウミラーがどれだけの力をもっているのかを見てきた経験があるし、関西呪術協会にしても近右衛門の方から少なからず連絡がいっている筈。
 そして俺達にしても、近衛がシャドウミラーに入ってくれるというのは非常にありがたい。
 近衛自身がネギよりも大きい魔力を持っており、治療特化の魔法使いだ。
 魔法の指導者がエヴァである以上、どうしても回復魔法は今一つなんだよな。
 勿論全く使えないという訳ではない。それこそ、初心者教本に載っているような簡単な回復魔法なら使える者も数多くいるだろう。
 だが……近衛の回復魔法というのは、それとは桁が違う。
 既に次元が違うとすら言ってもいい。
 まぁ、その代わり攻撃魔法に関しては『魔法の射手』のような簡単なものしか使えないんだが、その辺に関しては特に心配していない。
 そもそもシャドウミラー自体が攻撃特化と言ってもいいような性格を持つ。……まぁ、その辺が俺に関係しているのは置いておくとしてだ。
 それに近衛がシャドウミラーに入るとなれば、間違いなく桜咲も一緒に来るだろう。
 そうなれば護衛に関しては桜咲に任せればいいし、神鳴流に関しての訓練をしているムラタにしてもありがたいだろう。
 量産型Wを護衛役にするというのも1つの手だ。
 更に……近衛と桜咲が来るとなれば、神楽坂が来る可能性も高い。
 個人的な希望としては、このままネギパーティの面々をそっくりそのまま取り込んでしまいたいと思うんだが……それは難しいだろう。

「で? どう? 京都まで一緒に来てくれるの?」
「あー……そうだな。特に用事がなければ行ってもいいんだが。何泊くらいだ? 一週間とか言われると、さすがに無理だぞ?」

 今は若干安定しているとは言っても、マブラヴ世界の方で何が起きるか分からないってのもある。BETAしかり、テロリストしかり。
 他の世界にしても、いざとなれば何が起きるか分からないし。
 いざとなったらニーズヘッグのシステムXNを使えば即座にホワイトスターに転移出来ると考えると、そこまで深刻になる事もないか?

「さすがに一週間とかは言わないわよ。私だってバイトあるんだし。2泊3日ってところかしら」
「まぁ、そのくらいなら何とかなる、か」

 そう
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