懐かしい?
[1/8]
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
妖精の尻尾にて・・・シリルside
「こんな感じでどうかな?」
俺はギルドの外でウェンディの髪型をツインテールに結っている。ウェンディの髪型は小さい時からいじっていたから手慣れたものだと思っている。
「ありがとう、シリル」
「あんた、こういう器用なこともできるのね」
お礼を言うウェンディと俺が髪をいじっている姿を見ていたルーシィさんがそう言う。
「小さい頃は毎日やってましたからね。慣れてるんですよ」
「今は別々に住んでるから、たまにしかやってもらえないんですけどね」
俺とウェンディはそう説明する。
「本当、2人は仲良しね」
「まぁ、付き合ってるからね〜」
ルーシィさんとセシリーが俺たちを見てそう言う。すると、ルーシィさんが驚いた顔をする。
「え?あたし・・・2人が付き合ってるなんて初耳だけど・・・」
「「え?」」
言われてみて気づいたが、俺たちはギルドの皆さんに付き合っているってことは教えていない。エルザさんは反応見たさに教えたけど、他の人には実は内緒にしてたりする。だってほら、恥ずかしいじゃん?/////
「いつから?」
「ええっと・・・」
ルーシィさんに迫られてウェンディは後退りする。その目は俺に助けを求めているようだが、俺はどうすればいいのだろうか。
「ほらぁ、早く教えてよぉ」
「あの・・・その・・・////」
女の人は恋ばなが好きだとは聞いてたけど、ルーシィさんもその一人らしい。ウェンディは俺がコクった時のことを思い出しているのか、頬赤らめている。しょうがない、無理矢理だが話を変えにいくか。
「ルーシィさん!!今日はすごく天気が良くて気持ちいいですね!!」
「そ・・・そうですよね!!空気がとってもおいしいです!!」
俺が天気の話をし始めると、ウェンディもそれに乗っかって話を変えようとする。ルーシィさんは不服そうな顔をしているが、空を見上げると気持ち良さそうな顔に早変わりする。
「本当・・・それに、今日はいつになく静かだし・・・なんだか平和ねぇ」
ルーシィさんの言う通り、今日はすごく静かだ。ギルドの近くにいてもこんなに静かな時があるんだなぁ。
「その平和が長く続かないのが、このギルドだけどね」
「まさしくその通りだよね〜」
「ははっ!当たってるかも」
シャルルの言葉にセシリーとルーシィさんが賛同する。すると、その後ろでナツさんが掃き掃除をしているのが目に入る。
「・・・!!おい!!」
掃き掃除をしているナツさんが目の前であるものを見つけて怒声をあげる。
「ほら!!」
「始まっちゃった〜!!」
「本当、長続きしないわね。ここの平和」
シャルル、セシリー、ルーシィさんがそ
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ