懐かしい?
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オーレ一のギルドに!!】
そこでギルダーツの手紙は終わる。
「最後じゃと!?バカたれが!!こうなったら誰にもマスターの座は譲らんぞ!!死ぬまでやってやるわい!!」
マカロフは半ばやけぎみにそう言う。それを聞いたギルドのメンバーはいつも通りの様子に大いに笑っていた。
「酒じゃ!!酒もってこい!!」
「はいはい」
「あらら、拗ねちゃったよ」
「まぁ、一件落着だな」
「漢だぁ!!」
「相変わらず雑に使うな、そのセリフ」
妖精の尻尾のメンバーはみんなそう盛り上がっていた。しかし、実はギルダーツの手紙にはもう一文、マカロフだけに綴られた文章があることをみんなは知らなかった。
シリルside
「もう誰よ、ポーリュシカさんのとこに行こうって言い出したの」
「ルーシィ・・・」
俺たちはポーリュシカさんのとこから逃げ出し、疲れて今は休んでいる。
「とんでもねぇばーさんだな。」
「おおおお・・・」
グレイさんは気に寄りかかり座り、ナツさんは突っ伏して休んでいる。
「人間嫌いとは聞いてたけどあそこまでとはねぇ」
「オイラ猫なんだけどなぁ・・・」
「正確にはエクシードだけどね〜」
シャルルたちもポーリュシカさんの人間嫌いにそう言っていた。全員がブツブツ言っている中、ウェンディだけは一人涙を流していた。
「大丈夫?ウェンディ」
「どうした?ウェンディ、怖かったのか?」
「ちょっと!!どうしたの!?」
泣いているウェンディを俺は落ち着かせ、グレイさんとルーシィさんは驚いている。
「あのばっちゃん!!ウェンディを泣かせたな!!」
「違うんです、ナツさん」
ポーリュシカさんがウェンディを泣かせたと思い腹を立てたナツさんだが、俺がそれを否定する。
「違うって?」
「懐かしくて・・・」
ウェンディは顔を覆ったままそう言う。
「え?」
「あったことあるの?」
シャルルがウェンディに質問する。
「ううん。さっき初めて会ったはずなのに、懐かしいの・・・あの人、声が・・・匂いが・・・グランディーネと同じなんです」
「「「「「「!!」」」」」」
ウェンディから聞いた一言に、その場にいた俺以外の全員が驚いていた。
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