懐かしい?
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。
だけど・・・この匂いって・・・
「帰れ!!」
おばあさんは扉を勢いよく閉めて家の中に入ってしまう。
「ポーリュシカさん、なんかいい薬とかないですか?」
「一気に力が100倍になるのとか!!」
「さすがに都合良すぎか・・・」
あのおばあさんは何でも妖精の尻尾の顧問薬剤師の人らしい。だから何か薬を持ってないかとグレイさんたちはやって来たようだ。
「シリル・・・」
「うん。気づいてるよ」
ウェンディも俺と同じことを感じたらしく、顔をうつ向かせている。
「どうしたの?ウェンディ、シリル」
「何かあったの?」
シャルルとセシリーが心配そうにこちらを見るが、俺とウェンディは首を横に振る。だけど・・・やっぱりあの匂いと声って・・・
「おっ!!」
家からポーリュシカさんが何かを持ってきたのか再びこちらにやって来る。
「人間は嫌いなんだよ!!帰れ帰れ!!」
ポーリュシカさんが持ってきたのは俺たちを追い払うための箒だった。箒を振り回されたので俺たちは危険を感じてその場から離れます。
「失礼しました!!」
「なんだよあのばっちゃん!!」
「じーさんの昔の恋人!!」
「違うわ!!ボケっ!!」
ポーリュシカさんはよっぽど人間が嫌いなのかすごくお怒りのご様子。途中でウェンディは立ち止まり、ボーリュシカさんを見つめていたが、すぐに俺たちのあとを追いかけるように走ってきた。
「やっぱり、そうなんだよね?」
「わかんないけど・・・たぶん・・・」
俺とウェンディはポーリュシカさんを見て、ある懐かしさを感じていた。
その頃、妖精の尻尾では・・・第三者side
「というわけで、ワシは引退を決意した。これより、次期マスターを紹介する」
マカロフはギルドのメンバーを集め、そう言った。
「本気なの?」
「待ってくれ、まだ心の準備が・・・」
「お前じゃねぇだろ」
カナはマカロフの言うことが信じられず、マカオは現マスターである自分が呼ばれると思い服を正しているが、ワカバに違うと突っ込まれてしまう。
「五代目妖精の尻尾マスター・・・ギルダーツ・クライヴ!!」
マカロフは隣に立っているはずのギルダーツを紹介するが、なぜかそこにいたのは笑顔で手を振るミラの姿だった。
「「「「「「「「「「!!?」」」」」」」」」」
「んがっ!?」
ギルドの全員が何が起きたのかわからずにいる。ミラだけはそんな状況でも笑顔のままだが。
「ギルダーツはどうした!?」
「置き手紙がありました」
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