懐かしい?
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防壁《ウォール》!!」
ナツさんの鉄拳は巨大な砂の壁に阻まれる。
「ぬぅぅぅ・・・」
「7年前とは違うぜ」
「うおおおおおお!!」
ナツさんがどんなに力を込めても砂の壁が崩される様子がない。
「信じられねぇ、あのマックスが・・・」
「ナツを押してんのか!?」
「ひょっとして俺たちもナツに・・・」
ビジターさんたちもナツさんを押しているマックスさんに驚き、もしかしたらという期待を抱いている。
「うおおおおおお!!」
ナツさんがどんどん力を入れていくと、次第にナツさんは体に炎と雷を纏っていく。
「モード雷炎竜!!」
「!?」
「まさか・・・」
「あれは・・・」
あれはハデスと戦った時に見せたラクサスさんの雷とナツさんの炎を併せた状態か?
「ちょ・・・なんだよそれ・・・」
雷炎竜を初めて見るマックスさんはナツさんのあまりの魔力に震え上がっていた。
「雷炎竜の・・・咆哮!!」
ナツさんの放ったブレスはマックスさんの脇を通りすぎ、後ろの森の一部を粉砕してしまった。
「「「・・・」」」
「あいやー・・・」
「ああ・・・」
「すご〜い!!」
「あ・・・あ・・・」
ナツさんのブレスの威力にビジターさんたちは驚愕し、ハッピーは破壊された森を眺め、マックスさんは固まっていた。
「くっそ・・・あの時ほどのパワーは出ねぇなぁ」
ナツさんは自分のブレスの届いたところまでの距離が天狼島の時より短くなっているのを見てそう言う。
「いつの間に自分の物にしたの?」
「今」
「そんな簡単にできるんですか!?」
「すごい・・・」
ナツさんの雷炎竜を見て俺たちは思ったことを言う。天狼島より威力は落ちてるけど、それでもとんでもないパワーだ。俺の水天竜よりも強いかな?
「ま・・・参った。降参だ。あんなの食らったら死ぬって」」
マックスさんは勝てないと判断し負けを認める。
「次はどいつだ?」
「ひいいいっ!!」
「やっぱ強ぇ!!」
「化けもんだぁ!!」
ナツさんがウォーレンさんたちをかかってこいと言わんばかりに睨むが3人は雷炎竜を見たせいで勝てる気がしないようだった。
「かはははははっ!!はははははっ・・・はっ・・・」
ナツさんは大笑いしながら前のめりに倒れてしまう。
「やっぱり魔力の消耗度が半端ないんだ」
「ナツ、それ実践じゃ使わない方がいいよ」
ルーシィさんとハッピーがそう言う。俺は魔水晶のおかげで魔力の消耗をある程度押さえられるけど、ナツさんはそれができないからな。それだけ2つの属性は大変だってことだ。
「でも、マックスさんもすごいです!!」
「途中までナツさんと互角でしたもんね!
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