暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアート・オンライン〜Another story〜
ALO編
第123話 妖精の世界
[5/11]
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
シーンだね……。幾ら飛べるのが売りのゲームだからって、突き落とすなんて……。不満の声ないのかな……?」
頭をぽりぽり掻きながらそう言う。
その言葉だけなら、恐らくは初心者だとわかる。
でも、解らない所はある。
その容姿が……これまでの種族とは一変しているからだ。このALOでプレイするに当たって、全プレイヤーは初めの設定で種族を選択する。
その種族の数は9つの種族。
☆風妖精 シルフ
☆火妖精 サラマンダー
☆水妖精 ウンディーネ
☆土妖精 ノーム
☆猫妖精 ケットシー
☆影妖精 スプリガン
☆音楽妖精 プーガ
☆鍛冶妖精 レプラコーン
☆闇妖精 インプ
この9つの種類のみだ。
少なくとも現時点でアップデートされているのはこの9種。そしてそれぞれの種族には特徴も勿論有る。たとえば、リーファがなっている風妖精 シルフであれば飛行の速度、そして聴力に富んでいて、その色は緑なのが特徴。そして、今交戦している火妖精 サラマンダーは武器の扱いと攻撃に長けた名の通り赤い色なのが特徴。
そう、これまでの説明から解るとおり、妖精は≪色≫で種族を把握できるのだ。
だが、どうだろう……? 目の前に落ちてきた男は全体的に≪銀≫。
ただの銀ではなく、何と言うべきか……、言うならば白銀だ。
まるで、今、夜空に浮かんでいる月の様な姿だった。
「な、なんだ? アイツ」
「何かのイベントか?」
サラマンダー達も戸惑いを隠せられないようだ。
「はは、これは、オープニングなんかじゃないぜ? ……って いだっっ!!!」
そんな時だ。今度はさっきよりも衝撃音が大きい。どごんっ!! と言う音と共に、また……上から降ってきた。
最近は、空から落ちてくるのが流行っているのか? と思えてしまう程だった。2回も連続でそんな光景を見るんだから仕方が無い。
新たに乱入してきた男は頭から地面に突き刺さっていた。その容姿はよく解る。
「………」
リーファも連続して起こった事にどう言っていいのかわからず、目を白黒させていた。
でも、あのいきなり現れた内の一人はよく解らない存在だが、後から現れた男はその容姿から ≪影妖精 スプリガン≫だと解る。
だからこそ。
「何してんの! 早く逃げて!!」
リーファはそう叫んでいた。
その装備から察するに完全な初期装備。要するに此処最近ALOに参戦した初心者だと言う事がよく解る。
それが証拠に、飛ぶときにスティックを握っていた事もそうだ。
熟練者ならば空を飛ぶのに、そんなものは使用しないから。
「ん〜〜……、女の子1人に重装備の重戦士3人、それにもう1人……は違うっぽいか、……
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ