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ソードアート・オンライン〜Another story〜
ALO編
第123話 妖精の世界
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たが、最後は弾数の多さに屈したように数本の針に辛かれ手地面に墜落。赤い炎に包まれて消滅した。
「ほら早く!!」
リーファは、辺りを見渡すとレコンにそう叫ぶ。
いつ現れてもおかしくないのだ。あのトレーサーを潰した事は術者にはもうバレているから。
「わわっ! そんなっ 突然そんな事、言われても〜〜〜!」
それはそれとして……『何とも頼りにならないパートナーだ』と、頭を抱えていたリーファだったが、すぐさま臨戦態勢に入る。もう、直ぐ傍にまで来ていたからだ。
「レコン! 迎撃体勢! 行くよ! デスペナが惜しかったら、死ぬ気で戦いなさい!!」
「ええっっ!! は、早いよ、もう来ちゃったの!!」
勿論敵は待ってはくれない。
それに、南西の方角を見てもまだ、シルフ領の中央にある≪風の塔≫の灯りはまだ見えない。即ちまだ相当距離があると言う事だ。そして、トレーサーを潰してから直ぐに現れたその間隔。自分ならまだしも、レコンであれば逃げ切れるはずもない。否、魔法攻撃を連発されれば自分でも逃げ切れないかもしれない。
だから……。
「たまには良いトコ見せてよね! レコン。いつも飛ぶ練習付き合ってあげてんだから!」
リーファは、愛刀を構えながらそう言う
「ううぅ……善処します」
頼りにならない返事だが、まだいい。
何せ、戦力が多いことにこした事は無いのだから。
そして、姿をあらわした敵種族。
《赤い妖精、サラマンダー》
「おらああああああ!!」
サラマンダーのランス使いの1人が突撃してきた。
それが、戦闘開始の合図だった。
〜????????〜
それは、突然で唐突だった。
あまりの出来事だったから、幾ら彼であっても、
こう
(
・・
)
なってしまうのは仕方がないだろう。
「いったいなにぁぁぁ!! これぇぇえぇ!!!??」
驚き目を見開く。
さっきまで、設定画面だったはずだったのだ。名を決める、そして種族を決める。
など、通常では数分で終わる簡単な作業、と言うよりゲームを始める為の本当の初期設定だからそんなに時間がかかるわけも無い。
だが……。突然目の前にウインドウが現れた。
それは、バグの様な文字が混ざっており辛うじてわかったのは、
≪……データ……存在……利用……ますか?≫
虫喰い状態の文字の列だ。
……アミュスフィアにあのメモリを入れたからなのか?と思ったが、時は既に遅かった。知りたい内容がそのメモリに入っていると確信できるからYESを躊躇いも無く押した。
押したと同時に、世界が一変した。
まるで、デジタル世界の崩壊の様にポ
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