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高校生エレクトローター
三十六話 飲食店(レストラン)
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ように言った。

『うーん、まあ広翔クンのおねえちゃんが優等生だからね。しかも広翔クンもと日本兵でしょ?』

あらら、と言いたくなる。なんだかばれていたようだ。そのぬかすような言葉に、広翔の表情は柔らかくなった。

「え、それってクラスの全員しってんの?」

『いや、たぶん私くらいだけだよ。加奈さんとは仲いいからね。』

いろいろ聞きたいことが増えてきた。空気もさっきよりよくなった。和やかになった。

「よかった。ところで桐生さんの能力は何?」

『気流使いだよ。エアロシューター。』

と言いながらコーヒーのコップをふわっと浮かばして見せてくれた。机から30センチくらい浮いて左右に揺れながら浮いている。
きれいに浮かばせていた。この子も結構の能力の持ち主なんだろう。

「すごいね。たぶんランクAプラス以上はあると思う。」

『ほんと!?まだ能力測定やったことないんだよね。やった。』

うれしそうだった。

『でも、広翔クンには絶対勝てないよ。たぶんこの学校で1位だと思う。』

と嬉しそうに言ってくれた。どうやら彼女とは気が合いそうな気がしてきた。
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