三十六話 飲食店(レストラン)
[2/2]
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
ように言った。
『うーん、まあ広翔クンのおねえちゃんが優等生だからね。しかも広翔クンもと日本兵でしょ?』
あらら、と言いたくなる。なんだかばれていたようだ。そのぬかすような言葉に、広翔の表情は柔らかくなった。
「え、それってクラスの全員しってんの?」
『いや、たぶん私くらいだけだよ。加奈さんとは仲いいからね。』
いろいろ聞きたいことが増えてきた。空気もさっきよりよくなった。和やかになった。
「よかった。ところで桐生さんの能力は何?」
『気流使いだよ。エアロシューター。』
と言いながらコーヒーのコップをふわっと浮かばして見せてくれた。机から30センチくらい浮いて左右に揺れながら浮いている。
きれいに浮かばせていた。この子も結構の能力の持ち主なんだろう。
「すごいね。たぶんランクAプラス以上はあると思う。」
『ほんと!?まだ能力測定やったことないんだよね。やった。』
うれしそうだった。
『でも、広翔クンには絶対勝てないよ。たぶんこの学校で1位だと思う。』
と嬉しそうに言ってくれた。どうやら彼女とは気が合いそうな気がしてきた。
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ