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ドリトル先生と森の狼達
第七幕その五
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「その変な国のことが関係するのかな」
「関係はしないけれど応用は出来るよ」
「それは出来るんだ」
「うん、ひょっとしたらね」
 こう言うのでした。
「あの国のことがね」
「何かよくわからないけれど」
「いやいや、君達がいてね」
 そしてとです、先生は狼さんにお話しました。
「君達は怖いと言われているね」
「うん、他の動物からも人からもね」
「人は怖い相手にも近寄らないし」
「それになんだ」
「君達の他にここには熊君もいるからね」
「うん、よく会うよ」 
 狼さんはまた先生に答えました。
「僕もね」
「熊は人に怖がられているしね」
「じゃあ熊さん達のこともあって」
「人は来ないよ」
 そうそうはというのです。
「それだけでね」
「僕も熊さん達も怖がられてるから」
「襲われるって思ってね。あとはここに入ることを厳しくすることは」
 北朝鮮のその入国チェックから思うことです。
「学者の人でマナーの悪い人かな、あと密猟者」
「いるね、密猟者」
「どうしてもね」
「日本にもいるよね」
「珍しい動物を撃ったり食べたりしたい人」
「この国にもね」
「そんな人も何処にでもいるよ」
 先生は動物達に苦い顔で答えました。
「勿論日本にもね」
「幾らいい国でもだよね」
「悪い人はいるね」
「人はそれぞれだね」
「どの国、どの民族でもだよね」
「そうだよ、善人悪人はどの国にもいるんだよ」
 例え日本でもというのです。
「結局人は一緒なんだよ、変わりないんだ」
「その国、その民族に関わらず」
「結局一緒なんだね」
「善人と悪人がいて」
「変わらないんだね」
「だから日本にもいるんだよ、そんな人が」
 密猟者みたいな人がというのです。
「残念だけれどね」
「そうなんだね」
「いや、酷いことだね」
「それでその密猟者もどうするか」
「あと学者の中でも悪質な人だね」
「僕は日本に来て不思議なことがあってね」
 それはどういったことかといいますと。
「日本の学者の人は。教育や法学、経済学や歴史学は酷い人が多いね」
「その研究も発言も人間性もね」
「とんでもない人いますね」 
 王子とトミーもです、このことに気付いています。
「これで学者なのかって」
「本気で疑う人いますね」
「ほら、テレビでも出てるよね」
「茸みたいな髪型で眼鏡かけた女の人」
「あんな人よく学者として通用するね」
「あんな人が日本じゃ学者でいられるんですね」
「信じられないことだけれどね」
 先生にしてもです。
「日本はマスコミも酷いしね」
「そうした人達がだね」
「何をするかわからないんですね」
「うん、ああした人達はとんでもないことを平気でするから」
 それこそというのです。
「問
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