第三話 狙われたイプシロン
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事はできない。解ってる、問題はその先だ!
僕は更に標準を弾かれた弾丸が通過するポイントに合わせ押す!放たれた弾丸は弾かれた弾丸と激突――――結果、弾丸は更に予想外な方向に弾かれた。その弾かれた弾丸同士の先は『敵LBX』集団の中央。成功だ!
弾かれた弾丸達は不規則な動きを繰り返し、敵LBX達を貫通した。
「よし!」
ガッツポーズを決め、ジンに笑顔を見せる。
海道 ジンは驚いた表情を見せるが、操作に支障は見せず未確認LBX達を殲滅していった。
「終わりだ!」
『アタックファンクション!『インパクト・カイザー』』
エネルギーをハンマーに集中。
集まったエネルギーを一気に開放するハンマーの最強技の1つ。
残っていたLBX達を全滅させた。
高威力、広範囲な技だ。ハンマーの攻撃力は武器の中では郡を抜いているが、それ故に重量が掛かる。そんなピーキな武器を海道 ジンは容易に扱い、一度の攻撃も喰らわず戦闘を終了した。
流石、秒殺の皇帝。
そんなバトルを間近で見れて僕は感動です!
「大方、片付いたな」
周囲は謎のLBXの残骸。
まぁ、高級車はおんぼろ車に早がりな訳ですね、解ります。
運転手は目を覚まさない。催眠ガスで眠らされたのか、或いはビビリ症なのか。
「目的地の修正・・・変更完了ダモ!」
よく見ると小型のメタモKの顔がハンドルの中央に。
成程、自動運転の際はメタモが運転するのか・・・・? 待てよ?
もしかして予め、この高級車・・・今はボロボロの中古車に見えるが、僕達が乗る事を解っていて敢えて間違ったルートを走らせる様にインプットされてたんじゃ?
そう考えると嫌な予感が、するぞ。
もし、過程の話だ。憶測の話だ。
謎のLBX達の目的が、ジンが態と破壊せず中途半端にダメージを与え、行動不能となったLBXの回収なら。
もし、イプシロン・airの回収が目的なら。
もし、その目的の物が回収できないなら・・・どうするだろう。
奴等の行動を思い出す。
そして結論が出た。
「ジンさん! 車を止めて下さい!」
頭に激痛が奔る。
脳裏に―――僕達の乗っている車が爆発する映像が見えた。
一瞬―――不確かな推測。でも、直感が訴えている。このままだとヤバイ!
メタモKの目元の表示が変わった。
時計の様なタイマーの様な表示―――ジンは悟った。
「時限爆弾か、奴等。
相当焦っている様だ」
「奴等・・・・?」
「後で、話そうと思ったが状況が状況だ。
残り時間は―――3分49秒・・・ギリギリか」
そう言うとジンは運転手を後ろの座席まで運び、ハンドルを無理矢理外す。
「シンプルな構造だ、精密な爆弾なら。
解除できなかっただろうが、僕は結
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