第三話 狙われたイプシロン
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打ち、CCMを取り出した。
「ジ・エンプレス!」
車内の窓ガラスが割れている。
ジ・エンプレスは小刻みな動きで、割れた窓ガラスを抜け出し、外に出た。
「ぼ、僕も、」
僕を襲ったLBX達は車の至る所に待ち構えていた。
数は不明・・・増える一方だ。
アキレスZEROを不完全な調整で、長期戦は機体の破損に繋がる。
秒殺の皇帝 海道 ジンの手を借りれば、この状況は打開できる。そう信じ、僕はアキレスZEROを操作する。
左腕の操作にラグを感じる。前回の戦闘が響いてるな、でも、負けるか!
「創太君、僕が敵を引き付ける。
その間に攻撃を頼む」
「ハイ!」
運転手は気絶していた。
緊急用のオート運転機能で、高級車は運転されてるが。
「マズイなハッキングされている」
「えっ?」
「目的地の道筋が変わった。
事態を早急に解決させるぞ」
自動運転中を狙われた。
高速道路走行中に。
最悪だ、武装したLBXに囲まれ、車をジャックされた。
「悲観するな、状況を打開すれば問題ない」
海道 ジンは冷静だった。
場数を踏んでるのか。こんな状況に慣れてるのか、どの道・・・凄げぇ!
「車をコントロールを操作しているLBXが、その辺に隠れている筈だ。
周辺の敵を殲滅しつつ探すんだ!」
ジ・エンプレスはハンマー構え、周囲のLBXを薙ぎ倒す。
圧倒的な物量差の中でも、海道 ジンは諦めず悲観せず確実に数を減らしている。
「ぼ、僕も!」
ZEROランスを構え、攻撃を開始する。
が、回避された。
左腕の操作系統の破損で、操作が鈍い。
唯でさえ、僕の操作技術は低いのに!
カン! カン!カン!
アキレスZEROのHPが減少する。
攻撃は回避され、一方的に攻撃される。完全な足手まといだ、足を引っ張らない様に戦わないと。
一旦、距離を取って。
落ちていたライフルを装備する。
敵のLBXのライフルだけど使えるか?
――――使えるみたいだ。画面にロックオンマーカーが表示され、敵LBXをロックする。
「当たれぇ!!」
カチ。弾丸は放たれた。
その弾丸は敵LBXの装甲を安安と貫通し、破壊した。
明らかに兵器―――市販の武器より高性能だ。
「これなら、僕にだって!」
敵LBXを標準に合わせボタンを押す。
風向き、風の影響を計算・・・当たると判断するとボタンを押す。
単発式の狙撃ライフルで、ジ・エンプレスを援護する。
徐々に慣れてきた。このライフルの威力と風向きなら、出来るか?
標準を道路表記に合わせ弾丸は放たれた。
一瞬、見えた『未来』を現実に!
放たれた弾丸は道路表記に激突、と思われたが、弾丸は弾かれた。
流石に道路表記を貫通する
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