マブラヴ
1048話
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堵する。
いつもはお淑やかと言うか母性的な千鶴だが、一度怒るとその威力は物凄い事になるからな。
特に長ネギを出してきた時には注意が必要だ。
フニュリ、とした柔らかい感触。
突然のその感触だったが、それには十分過ぎる程に覚えがある。
俺の恋人の中でもトップクラスに大きく、柔らかいその母性の象徴とも呼ぶべき豊乳は、現在俺の脇腹に思い切りひしゃげるように潰されていた。
千鶴が俺の身体に抱きついているからこそ感じられるのだが……
「突然なんだ? いや、俺は嬉しいんだけど」
「ふふっ、何でもないわよ。ただちょっとアクセル君の温もりを感じたくなっただけ」
艶のある笑みを浮かべながら抱きついてくる千鶴に、俺は特に何を言うでもなくそのまま好きにさせる。
かなり際どいビキニの水着を着ている千鶴と、上半身は裸の俺。
ぶっちゃけ、普通に裸で抱き合っているのと大して変わらないように感じる。
そんな俺の様子を見て千鶴も嬉しそうに笑みを浮かべ、そのまま俺と千鶴は2人でゆったりとライブを聴きながら時を過ごす。
だがここがライブ会場であり、その客層がシャドウミラーの関係者である以上、当然その光景は周囲に見られて当然のものであり……
「うわっ、大胆な真似を……」
そう呟いたのは一体誰だったか。だが、その言葉が周囲に聞こえると他の者達の視線が俺と千鶴の方へと向けられるのは当然だった。
そんな真似をしていれば、当然ステージの上にいるシェリル達にしてもこっちに注意が――もともと何度もこっちに視線を向けてきてはいたから当然だが――向けられる。
『こら、アクセル! せっかくあたしが歌ってるんだから、きちんと聴きなさい! 大体千鶴もこっそりと隙を狙うなんてズルいわよ』
歌が丁度一段落したという事もあって、シェリルのそんな声がマイクによって響き渡る。
そうなれば、今まではこっちに気が付いていなかった者達の視線も集まり……
「ふふっ」
だが、千鶴はそんな視線は関係ないとばかりに、女としての笑みを浮かべて俺に抱きつく力を更に強める。
「確かに千鶴ばかりだとズルいな。なら、私も入れさせて貰おうか」
そう告げて千鶴とは反対側から抱きついてきたのはスレイ。
千鶴の柔らかさとは違い、弾力のある豊丘が俺の身体に押しつけられる。
『きゃーーーーっ!』
そんな黄色い悲鳴が上がったのは、当然の事ながら元3-A組。
それぞれが好奇心で目を輝かせて俺の方へと視線を向けている。
中でも、朝倉と早乙女が特に目を輝かせてこっちに視線を向けていた。
……妙な同人誌の記事にされたり、新聞の記事になったりしないだろうな?
何となく嫌な予感を覚えつつ、それでもその視線を努めて無視してまだ皿の
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