真選組との出会い
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「鬼だ??鬼が出たぞ??」
「恐ろしい、あんなのが人間なわけないわ!」
「出て行け??災いを呼ぶ忌み子め??」
白「何をしている!」
「やべぇ、来たぞ。」
白「石を投げるという行為が、小童相手にいい歳した大人のすることか!」
「うるせぇ??救世主だかなんだかしらねぇけど、てめぇらみてぇな鬼は出て行け!化物がッ??」
白「????貴様、その言葉忘れるなよ。行こう、銀、ここに用はない。」
銀「????うん????。」
銀時は白夜の裾をぎゅっと握る。
少し悲しそうな顔をする銀時とは逆に、白夜は特に何も思っていないような顔をしている。
幼い時から纏わり付いて離れなかった言葉に、白夜は慣れてしまっているのだろう。
当たり前だ、だがそれがどうした、とでも言うような雰囲気を醸し出していた。
村から出て行き、歩き歩くこと3日。
白「銀、疲れてはいないか?さっき水の流れる音が聞こえた、川があるのだろう、見つけたらそこで少し休むとしよう。」
銀「????ねぇ、はくはかなしくないの?」
白「何がだ?」
銀「その????おにとかばけものとかっていわれて、いしをなげられるの??????。」
白「今更どうとも思わんな、化物であることは事実だし、石を投げたとて我が気にかけている無駄な時間はない。
銀、もしお前に鬼だのなんだの言って虐めてくる連中がいたら、だからどうしたと言ってやれ。
きっと連中は驚いてマヌケ面を晒すだろう。
そしてお前が村に災いを呼ぶと言ったら、どこにそんな証拠があると返してやれ。
銀、お前は鬼の子だ。だがな、鬼というのは嘘が嫌いな生き物だ。
嘘を常に吐き、時には怯えて生きている滑稽な人間と違い、鬼という妖は美しいのだ。」
銀「うつく????しい?」
白「そう、潔いというか素直というか????、鬼は悪者だと思われがちだが案外そうでもない、善い鬼もいる。
力の使い方次第でお前が善い鬼か悪い鬼か決まる、そこはお前次第だ。
それに、鬼がいるからといってそこの村に災いが呼び込まれることは少ない。
偏見????とでも言うのだろうな、鬼が嫌われるのは仕方がない。
人間というのは悪いところばかりを大きく広めていく、だからお前が嫌われる。
だが、そんなの今更だろう?人の悪口なぞ、幼稚なものよ。」
銀「よく、わからない。」
白「わからなくともよい、お前はまだ幼いからな。
銀、お前は強いが感情というものがある。お前の信じるものに助けを請い、お前の信じるものを頼れ。
お前は我と違い、何でもかんでも出来るわけではない。
泣きたい時には泣け、笑いたい時には笑え、時には冷静に物事を考えろ、感情
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