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ソードアート・オンライン 結城家の次男は両手剣使いで恋人は黒の剣士
仮想世界への突入
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横に並び、クラインの股間を力一杯蹴る。俺の行いにクラインが何かを言う前に、俺は言う。


「バカか?痛みは感じないだろ?」

「あ?そっか・・・・って、そんなことより!」

「うおっ!?」


クラインが勢いよく起き上がり俺は驚きながら後ろに下がるが、クラインが俺の肩を掴んで聞いてくる。何なんだ?

「ラグナのお姉さんて幾つ?」

クラインの言葉にずっこけそうになった俺であった。目を輝かせるクラインに俺は答える。

「止めとけクライン、お前のリアルがどんなのかは知らねえが諦めろ。お前みたいな奴が行っても一発KOでハートブレイクするぞ」

「・・・・・・マジで?」

「大マジだ」

俺の答えに軽くクラインは絶望するような顔になった。うん、だから止めとけ、昔姉貴に恋心を抱いた他校の生徒が意を決して姉貴に告白したが、見事玉砕!!!キツい言葉でな、その結果その男性は地面に手と膝を付いて涙を流しながらorz状態になったのは、今でも新しい記憶として蘇ってくる。


俺達がそんなコントみたいなことをしてあることを心の中で思っていると、黙っていたキリトが口を開いた。


「二人とも・・・・・なんか、変だと思わないか?」

「そりゃ変だろ。バグってんだからよ」


キリトは周りを見ながら俺達に現状を説明し始めた。

「・・・・ただのバグじゃない、【ログアウト不能】なんて今後のゲーム運営にも関わる大問題だよ?」

キリトの説明に俺は口元に手を添え「確かにそうだ」と呟く。


「それにこの状況なら一度サーバーを停止させて、プレイヤー全員を強制ログアウトさせるのが当然の措置。なのに・・・・バグに気づいてからもう10分以上は経ってるのに電源切断どころか運営のアナウンスがないのは可笑しすぎる」


「・・・・・・・・・・・・・」

「・・・・・・・・・・・・・」

「・・・・・・・・・・・・・」

キリトの説明にクラインも無言になったが頷く素振りを見せた。この妙な事態に俺達3人はなにも喋らずに黙ってしまうが。



しかし次の瞬間、リンゴーン、リンゴーンという鐘のような音が突然鳴り響き俺たちは反射的に飛び上がった。

「な、なんだ!?」

「・・・・・・!」

「んな・・・・・・・っ!?」

俺、キリト、クラインの順で三人同時に叫び俺たちは互いに姿を見やり、目を見開いた。
俺たちの体を青色の光の柱が包んでいたのだ。
俺の視界の先にはあった草原の景色と共にキリトたちの姿が薄れていく。
いったい何が!!?
俺の持つ知識を絞りだしこの現状を理解し終える前に、体を包み込む光が一際強く脈打ち、完全に俺の視界を奪った。
青の輝きが薄れると同時に俺の視界に再び風景が戻っ
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