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ソードアート・オンライン 結城家の次男は両手剣使いで恋人は黒の剣士
仮想世界への突入
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ゃ良かったー!」
俺は色々なゲームではちゃんと説明書を読むタイプだが、初のVRMMOゲームを早くやりたいという衝動に刈られ、ナーヴギアの説明書は読んだが、プレイの説明書を読まずに入ってしまったのだ。
「つーか、いっとくけどイノシシ料理なら最近食ったんだからな! 感想言うと俺は牛の方が好きだ。ザマァみろ!」
データ状の知性の欠片もないイノシシに虚勢を張るも奴は逃げる俺の尻に容赦なく突進をけしかけてくる。
顔面からリアルに再現された芝生へとスライディングし俺は、車にひかれた蛙の様なポーズを取ってしまった。
痛みなどありはしないが、恥ずかしさと怒りの感情がふつふつと膨れ上がった。
こんの野郎・・・・・・こうなったら起き上がりざまに剣でひとつきにしてやる。考えてみたらスキルを無理して使う必要もないだろう。
独自の剣さばきでイノシシの命を絶つ。
そう思い立ち上った瞬間だった。
眼前にイノシシ野郎の平たい鼻面が迫っていた。
「ウソーン!?」
イノシシの突進攻撃に俺は予想以上に吹っ飛ばされそのまま、後頭部から地面に叩きつけられる・・・・
「あ?」
・・・・・・ことはなかった。
体に感じたのは地面の硬い感触ではなく、一部ゴツゴツとしているが人肌を感じる柔らかい感触。
目を開けて知ったがそれは、人間。プレイヤーだった。
「あんた大丈夫か?」
それも凛々しい勇者顔立ちの男。
その男に俺は抱き止められたのだ。
「って、恥ずかしいわ!」
「うお!?」
なんでこんなイケメン面に抱き止められなきゃいけないんだよ! BLか! 腐女子大喜びだぞ!!?
羞恥心を抱きながら俺は跳ねるようにして男から少し離れた。
すると男は、
「あー、い、いきなりごめん。いや、なんというかあんたが今にもやられそうなってたのを見てつい、ね」
「あ、いや別に謝らなくてもいいって。ただびっくりしただけというか・・・うぉっ!?」
このイノシシ野郎、人が話している最中にまで攻撃してきやがった。
俺が剣を構えると男が前に立った。
俺の方をチラリと見る。
どうやらここは任せろということらしい
男が剣を右肩に担ぐように持ち上げ構えると刃が光を帯びた。
そして光を帯びた刃はイノシシの首めがけて放たれた。
見事命中し、イノノシはぷぎーと短い断末魔を上げるとガラス状となって砕け散った。
「すげ〜!?今のがソードスキルか?」
俺が感心していると、
「おーい、キリトぉ!」
と軽い感じの声がかかった。
見ると向こうの方から、趣味の悪いバンダナを着け革鎧に身を包んだ男が走ってきた。
「はあはあ・・・・・ひぃ〜キリト、いきなりいなくなんなよ! あのフレンジーボアとかいう青イノシシ
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