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艦隊これくしょん!平和な鎮守府の日常?
提督、試験艦と出会う
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「んっ、くあぁ〜………旅行明けだと書類仕事が身体に来るなぁ〜」
「ふふふ、まあそういうな提督。ほら肩を揉んでやるから」

実家への旅行を終えて漸く帰還した提督ご一行、鎮守府も平和な日常だった事を確認した提督は安堵の息を漏らしたが、待っていたのは久しぶりの書類仕事の山であった。どうやらサーモン沖海域制圧戦での功績が様々な鎮守府へ知られてしまったようで各地の鎮守府からの手紙やファンレター染みた電報が後を絶たず、その処理に追われている。

「ぁぁぁぁ〜……そこ、そこぉ……ぁぁぁんっ♪」
「ふふふ、だいぶ硬くなってしまっているな。私が癒してやるぞ」
「やっぱり長門さんは俺にとっての天使だわ……」
「こうしていると、私が来た当時を思い出すな」

そういわれると提督も軽く目を閉じると直ぐに目の前に浮かんでくる。一応提督養成大学校を首席で卒業し本部での研修を終えいざ鎮守府へ着任し、初期艦である吹雪と共に努力しているときの事。本部からとある試験艦を任される事になったのだが……。

『私は戦艦長門だ、よろしく頼むぞ。敵戦艦との殴り合いなら任せておけ』
『『ひゃああああああああああああ!!!??』』
『えっあっえ?あ、あの私何か変な事したか……?』

そう、現在一部の鎮守府で活躍をしている長門の試験艦、プロトタイプの物が提督の元にやってきたのである。当然であった提督と吹雪はまさかの長門の登場に凄まじく驚き、思わず互いを抱きしめあってしまうという事をやってしまった。

そんなこんなで着任からそれ程日が経っていないのに戦艦長門という戦力を手に入れたわけだが試験艦という事もあり本部に報告する書類の数も多く、書類に格闘している提督は疲労して入る事が多かったが長門が肩を揉んで癒すっと言う事が二人の間では当たり前になっていた。

「いくら他の鎮守府の提督が"私"を造ろうが、ここにいる私は正真正銘の一人目だからな」
「随分と誇りに思ってるね」
「まあな。他の私は確かに私よりも性能はいいだろう、だが私には貴方から貰った絆のお陰で此処にいる」

試験艦(プロトタイプ)という事もあり、この鎮守府の"長門"は現行している"長門"に比べて性能は劣る。だがそれ以上に経験と提督の信頼を異常なほどの獲得している為に全長門中でもトップの活躍をしているのがこの長門さんである。

「そういえば長門さん、レベルはいくつだっけ?」
「うん?確か、96だったな」

流石は吹雪についでこの鎮守府の古株、最大鎌度である99まであと少しという所か。因みに初期艦である吹雪のレベルは98である。

「それでさ、その……た、多分だけどさ長門さんは出撃頻度が一番多いし、吹雪より先に99になると思うんだ……」
「確かに……吹雪は他の駆逐艦の指導だったり他の仕事があったり
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