提督、試験艦と出会う
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してなんだかんで出撃出来ていないからな」
「それでその………長門さんには本当にお世話になってるし……わ、私の正妻戦艦……になってくれないかな………」
顔を真っ赤にしながら言いたい事を告げた提督、それを言われた長門が思わず固まった。流石のビック7も予想外の攻撃だったのだろう、全く反応する事ができずに真正面から受けて大ダメージを
「そうか……解った、で。どこの不届き者に制裁を加えればいいんだ……?」
食らったわけではないようだ。
「そ、そうじゃなくてね!!」
長門に耳打ちするように言葉を意味を教えると……するが
「提督ー!本部から凄いお客さんが来たネー!!」
「っ!!?あ、ああ入って貰ってくれ!!(は、話は後で!)」
「あ、ああ」
赤くなった顔を戻しながら気持ちを切り替えた提督は椅子にしっかりと座りなおし本部から来たという凄いお客さんを待つ。長門も秘書艦として相応しい態度で応じる為に気を引き締める。そして扉が開かれ、金剛の後ろから姿を現したのは……
「大和型、一番艦大和です。宜しくお願いします!」
「「………」」
なんと金剛の背後から登場したのは日本が誇る超弩級戦艦、大和型戦艦の一番艦の大和であった。そしてこの二人は心当たりの様な物があった。此処最近本部で大和の建造計画が開始され、試験艦の開発が成功したという噂を。
「(え〜っと一応)ようこく我が鎮守府へ、歓迎するよ大和。私がここの提督だよ、階級は少将」
「秘書艦の長門だ、一応この鎮守府では二番目の古株だ」
「はい存じております!試験艦を着任直後から任せられるという脅威の提督の赤雨の少将!そして、試験艦でありながら未だ尚、最高クラスの活躍をし続ける長門さん!本部で正樹中将からお聞きしておりました!そのような鎮守府に配属されるなんて光栄のきわみです!!」
きらきらと輝いている大和の瞳に思わず苦笑してしまう提督と長門、何故かこのあとの展開が読めてきてしまっている。
「君はもしかして、戦艦大和の試験艦かい?」
「はい!二日前に建造されたばかりです!」
「それでここで性能テスト……私と境遇が似すぎているな」
これでまた最高クラスの性能を持つ艦娘が仲間に加わったのはいいのだが、何とも頭が痛い提督であった。
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