5部分:第五章
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シニカルな笑みを浮かべてきた。馬鹿にした笑いであった。
「この十字架の下では背徳とされていますね」
「私はキリスト教ではないわよ」
智子は沙耶香が浮かび上がらせた十字架を見て述べる。
「言っておくけれど」
「わかっていますよ。かつて我が国ではこうしたものは何でもありませんでしたが」
日本においては同性愛は罪ではない。男同士でも女同士でもだ。しかし智子が罪を感じているのはそれだけではないのだ。
「主人もいるのに」
「御主人ですか」
しかし沙耶香はその言葉にもシニカルな笑みを以って答えた。
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