第二話 Stヒルデ大図書館
[5/5]
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
を考えてるかは分かる、というメッセージ。 それが何を意味するか。
??オリヴィエ陛下と重ねるな、コロナ・ティミルとして見て判断しろ。
馬鹿らしくなった。 自分の頬を力一杯叩く。 聖王の鎧に阻まれ、痛みは無かった。
けど、目は覚めた。
「??創生魔法の取得ランクは最低Bランク。 かなり難しいよ?」
「成績トップの優秀なわたしに、出来ないことはありません!」
「熱い自画自賛を見た」
「優秀でごめんなさいっ」
ぺろっと下を出してあざとい笑顔を見せるコロナをスルーして、今度は僕が先を歩く。 が、直ぐに追いつかれる。
遠回しに教えると言ったからか、機嫌良さげに鼻歌を歌っていた。 音痴で何の歌かは分からないが、コロナらしい鼻歌。
「僕ってダメな人間だよねぇ......無意識に人と人を重ねちゃおうする」
「記憶伝承者っていうのは知ってるので大目に見ますよ。 シルトさんが記憶に振り回されなくなるまでは気にしません」
「先輩に対して容赦無い上から目線の後輩に泣きそう」
「わたし的な優しさなんですから、大人しく受け取ってください」
追いついて来て並んで歩くコロナの姿は、歳上の僕よりずっと大人っぽく見えた。
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ