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ソードアート・オンライン 結城家の次男は両手剣使いで恋人は黒の剣士
SAO
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わがままなだけだ。自分でも分かってるんだがどうにも納得したくない・・・・・・・・・・
信号が青に代わり足を再び進める。
するとすれ違いざまに男二人の話し声が聞こえた。
「お前、ちゃんとSAO手に入れたか?」
「あったりまえよ! こっちなんかSAOやるためにハードを慌てて揃えた程だしな」
「SAO」その名前に俺は強く反応し文字通り体をビクッと震わせた。
それを見た姉貴が、「どうしたの?」と心配そうに聞いてくる。
「な、なんでもねーよ。はーやく帰ろーぜ」
「そ、そうね」
思わず声が裏返ったが姉貴は特に怪しいとも思わなかったらしい。
言及される事もなく無事にその場を凌げた事に俺はそっと胸を撫で下ろした。
SAOという俺が唯一自由になれる世界に行くために。
姉貴にも、誰にも知られる訳にはいかない。
ソードアート・オンライン、通称SAOとはVRMMOという世界初のジャンルを冠したゲーム。
己の体を現実のように仮想世界という巧妙に作られた世界で広大なフィールドを冒険し、モンスターを狩りつくし自由に動き誰にも邪魔されずにいられる正に夢のゲーム。
そのゲームを手に入れる為に俺は親を騙し金曜日の学校の帰りで長蛇の列を並びまくったかいあって俺はSAOを、俺のさい〜っこうの居場所を手にしたのだ。
そしてこのゲームを体験プレイしたベーターテスターの評価も凄まじいものである。
「開始は明日か・・・・」
そう呟きながら空を見上げる。すると額に白い液体が落ちてきた。
「って鳥のフンじゃねーか!」
さっきまでのシリアスな雰囲気を返せ、この鳥!
姉貴に冷ややかな目で見られたんだけど泣いていいよな!?
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