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魔法少女リリカルなのは 世界を渡りあるく者
問題児編 第1章 手紙に誘われ
最強の階層支配者
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を着た少年と赤いドレスみたいな服を着た少女が言葉を交わす中

「ティアナ、大丈夫か?」

俺は優しくティアナを地面に下ろしつつ確認する

「なんとか。いきなりでびっくりしましたが//」

顔を赤くしながら横に顔を逸らされる。まあ、あの状況だから許してくれ

さてと、一先ずやることは

「まず間違いないだろうけど、一応確認しておくぞ。もしかしてお前たちにも変な手紙が?」

ほう、金髪の少年はいきなりこんな場所に放り込まれたというのに冷静だな。その年にしては頼りになりそうだ

「そうだけど。まずは"オマエ"っていう呼び方を訂正して。ーーーーーーー久遠飛鳥よ。以後は気をつけて。それで?そこの猫を抱きかかえている貴方は?」

雰囲気からして無口で、三毛猫を抱えている少女はここで初めてこちらに興味を示し

「.........春日部耀。以下同文」

「そう、よろしく春日部さん。そこの貴方たちは?」

む、明らかに敬う気持ちとかなしに、というか見下してる感が凄いんですが。流石にこれは看過できないな

「その前に年上には敬語を用いて、敬うべき...とは言わないが見下すのはどうなんだ久遠嬢。俺はーー」

一瞬、どうやって名乗るか迷ったが詳しく言ってこいつらが理解できる可能性はないと思ったので

「遠藤蒼炎、こいつはティアナ・ランスターだ」

「そう。よろしく(・・・・)遠藤さん、ランスターさん。最後に野蛮で凶暴そうな貴方は?」

こいつ、少しだけむかつくな。言われて敬語すら使わないとか、喧嘩売ってるようなものだろう

俺は心の内で溜息をつきながら最後の一人の自己紹介を待つ

「高圧的な自己紹介をありがとよ。見たまんま野蛮で凶暴な逆廻十六夜です。粗野で凶悪で快楽主義と三拍子揃った駄目人間なので、用法と用量を守った上で適切な態度で接してくれお嬢様」

.........こっちはこっちでまた面倒くさそうな。これ別に助けなくてもよかった気がしてきた

「蒼炎さん、救える命をほっておくのはよくないです。だから間違ってませんよ」

「とは言ってもなぁ....はいごめんなさい。こんなこと考えないのでその睨むのをやめていひゃい」

余計なことを考えてたらティアナにジトーっと睨まれ、さらに頬を引っ張られた。これ地味に痛いし何故俺の思考がわかるのですか

「乙女の秘密ってやつです」

俺はその言葉に突っ込もうとしたが嫌な予感がするのでやめた。思考を放棄、とりあえず目の前のことを考えよう。こいつらは無視して

「手紙に書かれていたのは誘いの文句だ。ってことはここに誘った存在があるはず。流石に説明がないなんてこと...あり得るかもしれないけど、多分そこに隠れてタイミング伺ってるやつがそうだろ」
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