大魔闘演武編
剣咬の虎
[2/8]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
いる。うちのギルドでは大変だったことなんかすぐに忘れられるかな、前向きでいいじゃん。
「ほい」
ダンさんは槍でナツさんの肉を突く。突かれた肉はギルドのテーブルくらい大きさにまで大きくなる。
「何ー!?」
「ワハハッ!!ざまぁねぇがぜよ!!」
ナツさんは巨大肉を見て驚き、ダンさんは大笑いする。
「あれ、反則じゃねぇの?」
「まぁありでしょ」
ロメオがハッピーにダンさんの行為について聞くがハッピー的にはありらしい。本当の食事の時にやられたらナツさん大喜びなのにね。
「今ごろマスターとワカバはありがたいお説教を聞いてるころだぜ」
「人がいいって言うか貧乏くじっていうか」
ウォーレンさんとマックスさんはゼントピアの生誕祭に招待されたマカオさんたちのことを話していた。
「つか、大事な式典とかってやつの最中だろ?レギオン隊は、なんでうちに来たんだ?」
グレイさんがレギオン隊の皆さんに尋ねる。確かにこんなところにいていいのかな?
「ん〜〜!!君たちと同じさぁ!!」
グレイさんの質問に答えたのはシュガーボーイさんだった。
「僕たちもね、エースケープ、つまりはおサボりってことよ」
「ああ?」
「いいのかよそんなことして」
シュガーボーイさんはグレイさんに近づいて体を密着させている。グレイさんとその隣にいるウォーレンさんたちは冷や汗を流していた。
「どさくさに紛れてグレイ様にくっつかないで」
その様子を見たジュビアさんがシュガーボーイさんをグレイさんから引き剥がす。
「絡みづれぇしめんどくせぇ・・・」
グレイさんは自分に好意を寄せる二人の態度にそう愚痴をこぼした。
「もう一丁!!」
「させるかぁ!!」
ダンさんがまたナツさんの肉を大きくしようとしたが、ナツさんがそれをハッピーを使って受け止めた。つまり・・・
「うわぁぁ!!」
「ナツ!!また踏んじゃったよ〜!!」
ナツさんは大きくなったハッピーに押し潰される。
「大丈夫ですか?」
「た・・・助けて・・・」
俺が心配して声をかけると、ナツさんは苦しそうに助けを求める。
「だらしねぇな、ナツ」
「漢だな」
「はははっ!!すまんすまん!!」
それを見ていたグレイさんとエルフマンさん、ダンさんが笑いながらそう言う。助けなくて大丈夫なのかな?
「おんやぁ?ルッピィがおらんのぅ」
「る・・・ルッピィ?」
ダンさんが辺りを見回しながらそう言う。なんてあだ名の付け方してるんですかこの人は。
「あれ?でもダンさん」
「お前、こないだエンジェルに―――」
「人生は短し。ちゅうからたくさん楽しまねば損じゃき」
「あ、そ」
ダンさんの訳のわからない
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ