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鐘を鳴らす者が二人いるのは間違っているだろうか
特別授業!教えてヘスティア先生! 〜BDFFってどんなゲーム?の巻〜
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せちゃうぞー!!」

 どこからともなく謎のパネルを取り出したヘスティアは異様なハイテンションでそれを壁に設置し、見たこともない黒くて細長い箱(リモコンとも言うがベルには理解できないアイテムである)をピッと押した。
 すると、パネルにひとりでに映像が映し出されるではないか!
 しかもそのパネルの中には――!!

『気分がいいねぇ!……この風が止んでしまうなんて信じられないが……』

「え!?り、リングアベル先輩じゃないですかこの人!?」
「そう!この映像はBDFFの主役メンバー4人を紹介するものなんだけど、なんとその一人が!現在ヘスティア・ファミリアに所属するあのリングアベルなんだよ!」
「な、なんだってー!?」
「じゃ、原作のリングアベルについてドドンと行ってみよー!」

 リングアベルのあらすじ……

 記憶喪失の男、リングアベル。彼は気が付いたらカルディスラ王国にいた。
 自分は何者なのか。周囲は少しは自分を知っているそぶりを見せるが、結局詳しい事は知らないらしい。そんな中で唯一記憶の手がかりになりそうなもの……それは、気が付いたら持っていた「D」の文字の装飾がある手帳。その手帳には、未来のことらしき記述が書かれていた。
 そして、その中にあって最も気になるもの……「イデア」という少女。
 リングアベルはこの少女を「自分の運命の人」であると確信し、女性を片っ端からナンパしてイデアという少女を見つけようと躍起になるのであった……。


「うーん……これは紛うことなき先輩ですね!」
「だろだろ?さあ、ベル君が俄然興味を持ってきたところで、次行っちゃおう!!早送りで行くよ〜!!」


 アニエスのあらすじ……

 風のクリスタルの巫女、アニエス・オブリージュ。彼女には最近懸念があった。
 彼女が仕えている『風のクリスタル』の輝きが日に日に失われているのだ。
 原因は分からない。不吉の予兆だと不安がる修道女もいる。そのためアニエスは毎日、クリスタルの輝きを正常に導き、災いを祓う『祈祷』の儀式を続けていた。
 だが、その日――突如、クリスタルは闇の瘴気に包まれる。
 何故、どうして。その問いに答えられる者はいない。瞬く間にクリスタルを包んだ闇はみるみる強さを増し、とうとうアニエスを庇った修道女たちの命をも呑みこんでしまった。
 ――それから数日後、精霊を連れてカルディスラ王国へ向かう一人の少女の姿があった。その胸に、いっそ痛々しいほどの使命を抱いて……。


 イデアのあらすじ

 エタルニア公国元帥の娘、イデア・リー。
 彼女は父の期待に応え、公国の理想を叶えるために連日連夜剣の修行に明け暮れていた。
 そんな彼女にとうとう転機が訪れる。なんと、栄えあるエタルニア空挺騎士団の一員とし
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