恋に落ちる姉
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…ん、うむ。つまり、ラトゥミナ族では誰かに許して欲しい時、相手の右耳の下?にキスをするのが恒例行事ってこと?わ、わあぁ…さすがは希少民族。
「…そんなことしなくても、口で言ってくだされば許します」
「そうだろうとも。しかし…もう体に染みついていてしまってね。できるだけキミたちの『普通』にあわせるつもりだが、また何かしてしまったら、その時は同じように許してくれるかい?」
「…はい」
男はあたしを振り返るとまた目尻をとろけさせるように笑った。ああ、この人、なんて優しそうに笑うんだろうー…と思ったそのとき、不意にすとんと自覚した。
ああ、あたし、この人が好きだ。
まだ名前すら知らないこの人のことが―…好きなんだ。
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