玉璽の時間・4時間目(2016/05/16 一部修正)
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眠りの森《スリーピング・フォレスト》の牙の王、ファルコの牙の玉璽をモデルにした牙の試作型疑似玉璽を履いていた。
俺は襲い掛かってくる牙を足場にして崩れそうになった体勢を立て直し、箒頭から距離を取って有希子と矢田のいる列の客席まで後退した。
「てめぇ、牙の試作型疑似玉璽持ちの雇われ暗殺者か!?」
「おうよ。もっとも、俺は下の階を見張ってた2人と違って暗殺専門の殺し屋ではなく、軍人上がりだがな」
「1対多の戦闘にも慣れてるってか?」
「その通りだ。幾多の戦場での経験から、敵の位置を把握する術を身に付けた。まぁ、さっきの分身には驚かされたがな」
………俺が作り出した分身の数は34体。それを全て迎撃できるだけの牙を放ったことを考えると、箒頭の戦LVは試作型疑似玉璽込みでも100超えと考えるのが妥当。
牙の威力そのものはカルマの放つ本気の牙――Leviathan程じゃないが、連射式としての牙で考えるとほぼ同等の威力だ。もう少しで目的地に辿り着くってのに、全く鬱陶しい!
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