巻ノ七 望月六郎その三
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根津の袴まで見ての言葉だ。
「わかるよ」
「そうか」
「じゃあいい勝負をするんだよ」
「うむ、そうしてくる」
「頑張りなよ」
「それではな」
こう話してだ、そしてだった。
女は笑ってだ、幸村達にこうも言った。
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