暁 〜小説投稿サイト〜
遊戯王ARCーX 〜波瀾万丈、HERO使い少女の転生記〜
十五話 ー不動の奥義、です。ー
[8/12]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
次元昇天葬《アルティメット・アセンションウェーブ》』!!」
「ヌゥゥゥン!やらせん!手札から『超重武者装留(そうる) ファイヤー・アーマー』を捨て、効果発動!ビックベンーKの守備力を800下げ、このターンでは破壊されない!」

私との試合でも権現坂が使用した赤い大盾がまたしてもビックベンーKを護る。

「くっ……、僕はカードを二枚伏せ、ターンエンド。」

渾身の一撃を防がれ、悔しさを露わにする徹。
だが、権現坂の親父殿もギリギリだったのかしきりに額を流れる汗を拭っている。

「中々やるではないか、お主。」
「それほどでも。けど、この勝負。姉ちゃんのためにも勝ちます!」

まさかの勝利宣言に一同ギョッとする。
だが、一変も揺るがない徹の眼差しを見ると権現坂の親父殿は突然豪快に笑い出す。

「その齢でその覚悟見事!天晴れだ!だからこそ、魅せよう!我がデッキの神髄を!そして、抗ってみるがいい!我が奥義に!」
「なっ!?まさか、親父殿アレをやる気か!」

アレは流石に不味い!と権現坂が焦り始める。
だが、その奥義とやらが全く見当もつかない。

「儂のターン、ドロー!行くぞ、『コアキメイル・デビル』を召喚!」
「なっ!?まさか星見ループ!?」

フルモンデッキでコアキメイル・デビルときたら星見ループしか思い浮かばない。だが、そんなの超重武者デッキで可能なのか?

「優希はわかったようだな。
親父殿のデッキはバーンデッキなのだ。それも超重武者の強固な耐性を活かしたロックバーンだ。」
「そんな無茶苦茶な……。」

無茶苦茶なのだよ……。と半ば諦めかけた権現坂が呟く。

「行くぞ!儂は手札の『星見獣 ガリス』の効果発動!デッキトップを墓地に送り、それがモンスターならばそのレベル×200のダメージを与え、さらにこのカードを特殊召喚する。そして、当然儂のデッキは全てモンスターで統一されておる!」
「そんなッ!?」

つまり、星見獣ガリスの効果は必ず成功する事になる、だけではなく手札に『A・ジェネクス バードバン』が入れば有名なループなコンボが完成する。そして、この流れなら持っていてもおかしくない。

「いくぞ、ドロー!
デッキトップは『超重武者 テンーBN』!レベルは4!よって800のダメージを喰らえ!」
「っ!僕は『エフェクト・ヴェーラー』を捨て、『コアキメイル・デビル』の効果を無効にする!うわぁっ!?」

流星が浮島へと衝突し、激しい揺れをもたらす。

「さらに『星見獣ガリス』を手札へと戻し、『A・ジェネクス バードマン』を特殊召喚!そして、『星見獣ガリス』の効果発動!
んんっ!ドローォ!くっ、デッキトップは『超重武者装留 ブレイク・アーマー』。レベル1だ!よって、200ポイントのダ
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2025 肥前のポチ