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遊戯王ARCーX 〜波瀾万丈、HERO使い少女の転生記〜
十五話 ー不動の奥義、です。ー
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ワカーO2』を召喚し、効果発動!このカードを守備表示へ変更する!これでターンエンドだ。」
「僕のターン、ドロー!まずは……、儀式魔法『高等儀式術』を発動!デッキからおジャマ・イエロー、ブラック、グリーンを墓地に送り、儀式を執り行う!」
「っ!小童、貴様儀式召喚の使い手か!」
天から六本の光が降り、六角形を描く。そして、激しい閃光と共にサファイアの鱗を持った竜姫がその姿を現わす。
「謳え、勝利の詩を!光臨せよ、『竜姫神 サフィラ』!」
「出た、徹のエースモンスター!」
さっそくエースモンスターの登場に盛り上がりを見せる遊勝塾陣営。
「……ねぇ、塾長。そんなに心配?」
「あぁ、当たり前だ。俺とてプロだったがジュニアユースレベルが闘えるレベルじゃないぞ。」
塾長が元プロであったのは驚きだが、常識では測れないものもあるということはあるのだ。だから、私がやること一つ。
「徹!絶ッ対に、勝て!」
信じ、応援するだけだ。
そして、私の声援に応えるかのように、こくりと頷くと再び現権現坂当主へと向き合う。
「いきます!通常魔法『トライワイト・ゾーン』発動!墓地からおジャマ三兄弟を特殊召喚!さらにレベル2のおジャマ・イエローとブラックでオーバレイ・ネットワークを構築!」
「なっ!?徹が、エクシーズ召喚だと!おい、優希、どういうことだ!」
予想通り仲間内から驚きの声が上がる。
「あなたは混沌と迷世を切りさく知恵者!世界を化かせ、古狸三太夫!」
「ほぅ、姉が複数の召喚方法を使うのなら、その弟も同じか……。これは、侮れるのぉ!」
目の色が変わる。さっそく本気モードといったところなんだろう。だけど、徹はこれくらいでは終わらない。
「さらにチューナーモンスター『ジャンク・シンクロン』を召喚し、効果発動!墓地からおジャマ・ブラック』。特殊召喚!そして、レベル2の『おジャマ・ブラック』にレベル3のチューナー『ジャンク・シンクロン』をチューニング!シンクロン召喚!殲滅せよ、『A・O・J カタストル』!」
「と、徹がシンクロ!?おい、優希、まさか!」
儀式、エクシーズだけでなくシンクロまで……!?と視線で訴えてくる一同。実際には、融合も教えているが。
そんな些細な事など構う事なくスルーする。
「さらに古狸三太夫のモンスター効果を発動します!オーバレイ・ユニットを一つ使用する事でフィールド上に存在する中で最も攻撃力の高いモンスターと同じ攻守の数値を持つ『影武者トークン』を特殊召喚します。最も攻撃力の高いのはサフィラの攻撃力2500。よって攻守2500の『影武者トークン』を特殊召喚!」
瞬く間に徹のフィールドに五体のモンスターが並ぶ。一部、おジャマな奴もいるが……。それでもこの光景は圧巻
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