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遊戯王ARCーX 〜波瀾万丈、HERO使い少女の転生記〜
十五話 ー不動の奥義、です。ー
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にっ!?」
「ドラゴコキュートスのモンスター効果発動!相手モンスターを破壊した時、もう一度続けて攻撃する事が出来る!喰らえ、『
冥界の幽鬼奔流
(
ゴースト・ストリーム
)
』ダイニダァ??」
ドラゴコキュートスから放たれた黒い闇の奔流が、悲鳴にも似た声を上げる権現坂父諸共ビックベンーKを呑み込む。
そして、ついに自らを守る壁がいなくなる。
「これで……、ラスト!ドラゴアセンションでダイレクトアタック!『
超次元昇天葬
(
アルティメット・アセンションウェーブ
)
』!!」
「ぬ、ぐぉぉぉぉぉ????」
ドラゴアセンションから光の奔流が放たれ、直撃。そして、遂に相手のライフに0を刻み込む。
◆◇◆
デュエルの決着がついた後、道場は痛々しいまでの沈黙が支配していた。
それもそうだろう。たかだか、ジュニアユースクラスの少年がプロレベルの、然も権現坂道場の現当主を倒してしまったから。
「あいや、天晴れ。見事な闘いであったぞ、小僧。いや、トオルと言ったな。」
「い、いえ……」
皆が視線が二人へ集まる中、先に口を開いたのは権現坂の方だった。
「いや、しかし中々に楽しいデュエルだったぞ!ははは!」
突然、豪快に笑いだす。だが、一通り笑い声を上げると急に黙り込み、真剣な表情が浮かぶ。
「……いやはや、しかし負けてしまうとは儂も錆び付いたということか。
なるほど、これは確かに昇の言う通りかも、しれぬ。」
「っ……親父殿」
下を俯き、ブツブツと呟き始める。
僅かにその言葉を聞き取った驚きとともに歓喜の感情を表情に表しながら、親父殿の様子を伺う。
そして、考えが纏まったのか立ち上がり、権現坂の下まで来ると拳を強く握り締め……
「……ふんっ!」
「ぶっ……??」
ーーぶん殴った??グーで……!
権現坂は殴られた拍子にゴロゴロと床を転がる。
そして、殴られたであろうデカッ鼻を痛そうに抑えながら、父親に抗議の声を上げる。
「な、なにをするか、オヤジ!?」
「ふん、お前のような親不孝者、……何処へとでも言ってしまえ!」
『なっ!?』
衝撃的な発言に今この場にいる者全員が絶句する。
「そして、お前がほざく極地とやらを見極めるまでこの道場に顔を見せるではないわ!戯け!」
「……お、親父殿…。」
ポカーンと、口を開けたままの表情でそう言いきった親父を見たまま、固まっていた。
『まったく……、不器用な父親ですね〜。認めるなら、認めると普通に言えばいいものを……。これだから、頑固親父属性は』
いつの間にか隣にデスガイドが居り、一連の流れを見てため息を吐いていた。
あぁ、そういう事か。了承したって事なのか、今の。
デスガイドの言葉を聞いて、私もよう
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