マブラヴ
1046話
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しな。
どうしてもこの辺に関しては、陽光という国を実質的に運営している以上しょうがないのだろう。
「ビーチバレー組は……ひとまず置いておくか」
小太郎なんかは普通に海の上を走って移動しそうだし。泳ぐにしても犬かきとかするんじゃないか? いや、小太郎の場合は狗かきか。
気を使っている小太郎を眺めつつそんな風に考え、岩の海の方でカニ釣りをしているオズマとキャサリンの方へと近づいていく。
ちなみに昨日アルト達が釣ったカニの素揚げはそれなりに好評だったらしく、食べる人数が人数だった為にあっさりと全部なくなった。
かなりの量があったんだけどな。
あのカニは小さいからこそああいう風にパリパリと食べる事が出来たのであって、ある程度以上大きくなってしまうと殻が固くなってとても食えたものではなくなる。
いや、あくまでもそれは普通の人間ならであって、俺とかは普通に食えるんだけどな。
後は、小太郎も気を使って顎を強化して噛み砕いてた。
「どうだ、釣れてるか?」
「ああ。見ろ」
そう言ったオズマが、自慢そうにバケツを見せてくる。……あ、このバケツも昨日俺が出した奴だな。
そのバケツの中には、大量のカニが存在していた。
餌とかどうしたんだろうな? 昨日はサザエを使ったけど……まぁ、その辺にある貝でも使ったのだろう。
「それは何よりだ。それで早速だが競泳を行おうと思ってるんだが、参加しないか? ああ、勿論キャサリンの方でもいいけど」
視線を向けた先にいたのはキャサリン。
黒いビキニを着こなしているその姿は、さすがに元準ミスマクロスといったところか。
惜しむらくは水着の上からパーカーのようなものを羽織っているところだが……
「何で私が……オズマが出なさいよね」
「あー……まぁ、そうだな。そう言えばアクセル、艦長は誘ったのか?」
「サーフボードで参加しそうでな。……今回はあくまでも競泳だし」
そんな風に考えつつ、取りあえず人数を集めるためにも誘ってみるかと、ジェフリーの姿を探すのだった。
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