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ソードアート・オンライン〜Another story〜
現実世界
第121話 変わらぬ想い
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を迎えているだろう容姿。
……そして、なぜかはわからないが安心できるそんな感じがする顔だった。
「和人……様ですね?」
ゆっくりと、丁寧にお辞儀をすると、そう聞いていた。
「あっ……はっはい。そうです!」
……様と呼ばれた事など無い和人は、恐縮しっぱなしと言った様子だった。慌てながら答えると、彼は続ける。
「申し訳ありません。隼人坊ちゃんは少し持病を抱えておりまして……。お騒がせさせてしまいました」
お辞儀を再びし、謝罪をしていた。
「い……いやっ、そんな……。でも、リュウキっ………、隼人君は大丈夫なんですか?」
和人はそう聞いた。
目の前で蹲って、そして苦しそうなあの姿を見て、幾ら大丈夫だと言われても心配をしてしまうのは無理は無いだろう。
「え…ええ、大丈夫ですよ。命に関わる様な病ではありませんし……」
和人は、この人が少し動揺したように見えたが、気にする様子は無かった。……彼が無事なのを聞いて良かったと思ったんだ。親友と同じ素顔の彼を見て、そして苦しんでる姿を見たから。
「そうですか……。良かったです」
和人はほっと胸をなでおろす。
「はい。もう……時間も時間です。隼人坊ちゃんの事は、私に任せて下さい。今日はこんな時間までありがとうございました。」
「いえ……っ 大丈夫です!その、お大事にとお伝えください。」
和人は、恐縮しっぱなしで、しきりに頭を下げながらその場を離れた。今日みたいな事になるのなら、彼とは話さない方が良い、と思えるけれど。和人は、また話をしたい、と強く思っていた。
……親友と同じ名前、同じ顔をもつあの少年と。
〜医務室〜
「あ……っ」
隼人は目を覚ました。
そして、体を起こしあたりを確認する。頭痛もどうやら引いたようだ。
「あれ……えっと……」
だけど、今の状況がはっきりと判らない。一体何があったのか、それがまだ、よくわかっていないようだった。
「お坊ちゃん」
「わっ!」
考え込んでいた時に突然話しかけられたことに驚いていた。
「お……驚かせないでよ」
誰が話しかけてきたのかを確認すると、ふぅ……っとため息をしながら隼人はそう言う。
「………」
でも、爺やは何も言わなかった。
「どうしたの……? 爺や?」
隼人は、気になっていた。
今まで、背後にいつの間にか立っている。と言う事は《前》にも何度か合った。……でも、こういう返し方。それは、初めての事だったから。
(でも……こういう考え方はおかしいかな? だって……僕は……)
隼人は俯いた。
「坊ちゃん……。何か思い出されたこ
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