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ソードアート・オンライン〜Another story〜
現実世界
第121話 変わらぬ想い
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者か? って思われたのか距離もおかれてな? あぁ……でも、よくよく考えたら、あの反応だったら リュウキじゃないのかな……?玲奈にも言おうか、と迷ったんだけど……オレ、どうしたら良いかな? ……アスナ」
和人はそう聞く。
……だが、返事が帰ってくる事は無かった。まだ、彼女は眠り続けている。眠りの森の少女となり続けている。
「……アスナ」
……和人の両の目に光る物が溜まり、そして流れ落ちた。
「俺……、現実に戻ってきて、随分弱虫になっちゃったよ。……アスナが恋しくて仕方が無い……。それにリュウキの存在だってそう……。オレ……本当によわっちい存在だったみたいだった。……今でもアイツがツッコミを入れてくれるのを、待ってるみたいなんだ……。アスナとリュウキ……ずっと2人に支えられ続けたんだな……」
光る物、……涙を流しながら、和人は明日奈の手を握る。そして、行方もわからない、親友の事も……頭に浮かべた。
――……アイツがここにいたら、なんと言うだろうか。
『もうちょっと、しっかりしてくれよ……?』
『まぁ……頑張れ。』
『はぁ……。もう少し考えてみろよ。』
あの世界で、リュウキの言葉も頭に色々と浮かんでくる。リュウキの居場所が不明と聞いたあの時からずっとだった……。
『……ありがとう、親友』
そして、自分の目を見ながらそう言うリュウキ。救われたのに、何もしてやれてない。……自分は何も出来ないのか……。キリトはずっとそう思っていたんだ。
その時だった。
「そんな事……ありません」
この病室に誰かが入ってきた様だ。ゆっくりと、病室の自動扉が左右に開かれた。
「……だって、和人君はよくここへ来てくれますし……お姉ちゃん、きっと喜んでますよ。……勿論、お姉ちゃんだけじゃなく、私も同じです。……私も救われてます。本当に……救われてるんです」
少女は手に花束を持っていた。傍に来たのは……。
「玲奈……」
そう、血盟騎士団 副団長補佐 《閃光》の玲奈。同じ異名を持つその姉妹は2人で《双・閃光》とも呼ばれていた。
どちらの剣技も甲乙つけがたく、そして その異名に恥じぬ速度のものだった。
そう……あの世界の英雄。
白銀の剣士が愛し、愛された存在。
そして和人にとっても、かけがえの無い友人の一人。
あの時、約束を交わした1人であり、親友の……恋人なのだ。
「お前は……、玲奈は、大丈夫なのか……?」
和人は、直ぐに涙を拭うと玲奈の方を見た。玲奈に関しては……、恋人である隼人の安否がまるで判っていないんだ。……目を覚まさないけれど、ここにちゃんと生きている姉の明日奈とは違う。
……悲しみは計り
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