暁 〜小説投稿サイト〜
インフィニット・ストラトス〜黒衣の創造神〜
第4巻後編
蒼い翼での社長業×クレープ屋でのおまじない×黒猫ラウラと白猫シャル
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が、別の俺だと色々とやっているようだ。なので基本的な事は、副社長にお任せ状態としてから車に乗り込んでIS学園に向かった。たぶんシャルとラウラも今頃部屋に帰ってパジャマの試着でもしてるのでは?と思ったからだ。

「こ、これは、何だ・・・・?」

「ん〜♪かわいーっ。ラウラ、すっごく似合うよ!」

「だ、抱き着くなっ。う、動きにくいだろう・・・・」

「ふっふー、ダ〜メ。猫っていうのは、膝の上で大人しくしないと」

「お、お前も猫だろうが・・・・」

と俺の予想が当たった事で、車に乗りながら偵察機から聞こえてくるシャルとラウラの声が聞こえてくる。それを聞いたセシリアは、何やら楽しそうな会話をしていると言っていたが、今度はセシリアと一緒に行きたいなーと思った。だがたまには、他のヒロイン達と会話するのも悪くない事だ。

夕飯前に戻ってきたが、国連軍日本支部に戻る前にシャルの提案で新しく買ったパジャマの試着をしてみたのだった。夏らしいシャツタイプもあったが、まるでのほほんさんが着ているような着ぐるみを着ていた。

「これは・・・・本当にパジャマなのか?」

「うんそうだよ。寝やすいでしょ?」

「ね、寝てないから分かるはずないだろう」

ラウラが疑うのも無理はないが、パジャマというより一般的に見ないタイプのパジャマであった。袋状になっている衣服にすっぽりと体を入れ、出ているのは顔だけとなった。フードはネコミミがついていて、手先足先にはこれまた肉球がついている。

猫の着ぐるみパジャマだったが、ラウラは寝る時はやはり裸でいいと言っていたがそれだと買った意味がない。それに似合っているのに脱ぐのはもったいないし、これからシャルは俺が迎えに行く予定だったのでついでに着ていたのだった。

「偵察機からだと、シャルは白猫でラウラは黒猫パジャマらしいぞ。そんでラウラを後ろから抱き締めているのか、膝上に座らせていた様子だな」

「それはぜひ見てみたいですわね。でもそれだと私はお邪魔になってしまうので、ここで待ってますわ。アンさん達も私と一緒に車の中で待っていますわ」

そう言ったので、俺は私服姿となってから通信機で聞いていた会話。

「ほらラウラ。せっかくだから、にゃーんって言ってみて」

「こ、断るっ!な、なぜそんな事をしなくてはならない!?」

「えー、だって可愛いよ〜。可愛いのは何よりも優先される事だよ〜」

ポワポワと音が聞こえそうなハッピースマイルのシャルは、ラウラにとっていつも以上の強敵となっていた。

『可愛いからいい』

『これを着ないなんてとんでもない』

『残念ですがその要求は却下されました』

と言ういつもとは百八十度違う理屈無し根拠無し交渉無しの強引なやりとりで、気が付
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