第4巻後編
蒼い翼での社長業×クレープ屋でのおまじない×黒猫ラウラと白猫シャル
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座に二千万ユーロ程あるが・・・・」
現在一ユーロが135円だと約二十七億円となるが、それ程驚かないシャルであった。ラウラは生まれた時から軍所属となっていて、ISの国家代表候補生になってからその分も上乗せされているようだ。
「うん大丈夫だよ。僕はラウラみたいに最初から軍属じゃなくても、この前のヨーロッパから帰国してから昇進と共に給料が出たからね。二千万ユーロまでは持ってないけど、一夏ならそれ以上の額を持っているそうだよ。ブラックカードだったし、一夏は階級も結構上だしね」
「うむ。私も一夏が大佐だと知ったとしても、給料に関してはドイツ軍と国連軍では大違いだからな。それにブラック・シャーク隊は国連軍で唯一の独立部隊だと言うから、指揮系統から給料まで全て違うモノだと私は思っている」
「だから一夏は普通に外でもISを展開できるからね。普通の軍属でも、許可が無い以上展開しちゃいけないけど一夏は司令官で大隊長だからかもしれないね。そういえば引き出し方は知っているの?ラウラ」
「いや知らん。金の使い方は今まで知らないままで過ごしてきたからな。これからは個人で金銭を持つ感覚を教えてくれれば助かるが、今までは軍からの支給品で事が足りたし、潜入捜査時も補佐エージェント以外からは物品を受け取らないようにしていた。だがここはドイツではなく日本であり、ここは自由に金が使える所だからな」
「じゃあ一夏が戻ってきたら、少しずつだけど教えてもらおっか。一夏も今日は非番だったけど、明日からまた国連軍で一日中仕事だと思うからさ。僕とセシリアもだけどね・・・・多分僕らが学園に戻っている頃には戻っていると思うよ」
そう言っていたシャルだったが、本心では蒼い翼本社で働いているのだろうと思っていた。そうして公園に到着してから、俺がおススメだと言っておいたクレープ屋を探していた。ミックスベリーを食べると幸せになるというおまじないがある、とシャルから言ったら日本のオカルトか?とラウラが質問してきた。シャルはジンクスだと言ったら験担ぎだと言って頷いていた。探索しようとしていたら、すぐに見つかったが部活帰りやお出かけの寄り道として女子高生が局所的に多くいた一角があった。
「すみませーん、クレープ二つ下さい。ミックスベリーで」
「あぁー、ごめんなさいね。今日はミックスベリーは終わっちゃったんですよ」
「あ、そうなんですか。残念だけど、しょうがないか・・・・ラウラは何にする?」
「イチゴとブドウをくれ。今日は私からの奢りで構わんよ、一夏はいないが今日はとても興味を持った日になったからな。早速金の使い方を試してみたが何点だ?」
お店の主と話しているとすぐにラウラが注文してきたので、口調は十代女子っぽくないがそのような口調で聞いて来たら白旗を挙げる
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