融合、そして・・・
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んはタコの上と分かると酔ってしまう。
「心配めさるな。カナロアくんとは友情の香りで結びついている」
「そっか、仲間か」
ナツさんはカナロアが仲摩だと知ると乗り物酔いが収まる。そんなわけで俺も乗り物酔いしてないのです!!
「あ・・・ルーシィは?ルーシィはどこだよ!!」
ナツさんは無限時計と融合してしまい、それから分離するためにリアルナイトメアを使ったルーシィさんのことを心配する。
「落ち着けナツ」
「今シリルが探してるからよ」
エルザさんとグレイさんがナツさんをなだめる。俺はさっきからずっと目を使ってルーシィさんを探しているが、あらゆるところに部品が飛んでいったせいか中々見つけられない。
「おいシリル!ルーシィはどこだ!!」
「お・・・落ち着いてくださいナツさん」
ナツさんが後ろから俺の肩に手を置いて揺すってくる。今探して―――
「いた!!」
「「「「「オオッ!!」」」」」
俺はようやくルーシィさんの姿を捉える。ルーシィさんは体を回転させながら地上に向かって落ちていた。
「あっちです!!急いでください!!」
「カナロアくん、頼む!!」
一夜さんが頼むとカナロアはジャンプして俺が指を指している方向へとひとっ飛び。
次第にルーシィさんの匂いも近づいてくるのがわかる。そして、カナロアの上に乗っている全員がルーシィさんを見つける。
「いた!!」
「ナツ!!」
「お願いします!!」
「オオヨッ!!」
俺とグレイさんはナツさんを思いっきりルーシィさんの方へと投げ飛ばす。ナツさんは地面に着地すると、地上に近づくルーシィさんの元へと全速力で駆け出す。
「ルーシィーー!!!」
ナツさんは叫びながら走るが石につまずき転倒する。しかし、すぐに立ち上がってルーシィさんへと走り出す。
「うおおおおっ!!」
ナツさんはルーシィさんの目の前まで来ており、キャッチしようもダイブする。
ドンッ
ダイブするタイミングが早かったのか、ナツさんはルーシィさんをキャッチできずに背中で受け止める。
下敷きのナツさんは地面に若干埋もれながらも大切な仲間が無事だったことに笑みをこぼす。
その上でルーシィさんは頬赤くしてニッコリとしている。
「「「「「「ルーシィ(さん、姉)!!」」」」」」」
「お姫様ぁ!!」
「メェーン!!」
俺たちもカナロアから降りてルーシィさんの元へと向かう。
こうして、針から始まったこの騒動は終了したのであった。
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