融合、そして・・・
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他の呪いにかけられている人のことまで考えいるのか。すごい精神力・・・
『あたしは妖精の尻尾の魔導士だもん。ジュードとレイラの娘だもん!ミッシェルのお姉さんだもん!!やってみせる!!』
ルーシィさんが無限城を操り始めると、さっきのオレンジの光とは違う、青色の光が無限城から放たれる。
徐々に強くなっていく光、そして、ルーシィさんが無限時計のリアルナイトメアを操ったことで100年分の呪いから星霊魔導士たちが解放されたのか、無限城は粉々になって散っていった。
第三者side
「ひどいケガ・・・何か私にできることがあれば・・・」
無限城が崩壊した頃、シリルと対戦してボロボロになったコブラのことをキナナがそっと支える。
「気安く触ってんじゃねぇ・・・」
支えられているコブラは、キナナに対してそんな口をきく。
「ねぇ、私を呼んでいたのは・・・あなた?」
キナナはコブラに顔を近づけながらそう問う。
「っ!!」
コブラはキナナのその言葉を聞き、驚いた顔を浮かべる。
「聞こえる・・・」
コブラはキナナの心を聞き、キナナが自分の友であるキュベリオスであることを知る。
「お前!!」
「きゃっ」
コブラはキナナを押し倒す。
見つめ合う二人、しかし、キナナはコブラの顔を見てあることに気づく。
「あなた・・・目が・・・」
コブラの顔を見つめていたキナナ。しかし、コブラの目はキナナの顔を見えていないように見えた。コブラはキナナに指摘され、顔を背ける。
「力を得るために失った」
新生六魔将軍がそれぞれ失ったもの。コブラが失ったのは視力だったのだ。
コブラは一度キナナから離れて地べたに座る。
「気にするな。声が聞こえるだけで俺は・・・」
「名前は?」
「エリック」
コブラは名前を聞かれ、六魔将軍としてのコードネームを得る前の、つまり本名をキナナに教える。
「エリック・・・」
しばしの沈黙。しかし、エリックは自分たちに近づいてくる音を聞き取る。
ヒュンッ
二人の視線の先に現れたのは、評議院強行検束部隊大隊長ラハールと、7年前に妖精の尻尾に潜入していたドランバルトだった。
「新生六魔将軍のコブラだな?」
「他のはあらかた捕まえた。大人しく来てもらおうか?」
二人は今回の事件の犯人である六魔将軍を捕縛しに来たのだった。
「評議院か」
「待って!!この人は・・・この人は・・・」
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