融合、そして・・・
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」
俺はいまだに大量に地上に刺さっている鎖を見て愚痴る。一体どんだけあるんだよ。
「はぁぁぁぁ!!」
一方、俺から少し離れたところではエルザさんがすごい勢いで鎖を破壊していた。
「待っていろ、ルーシィ!!」
エルザさんは休むことなく次々に鎖を壊している。俺もへばってられないな。頑張って鎖を壊さないと!!
『残りの六魔はどうなった!?』
そんな中、グレイさんが状況を確認しようと念話を送る。レーサーはミラさんが、エンジェルはグレイさんが倒したらしい。前のチームで行動した時にエリゴールはウェンディたちが倒したらしいから、残るはブレイン二世とミッシェルさんだけのはずだが・・・
『ウォーレン!!ナツたちは!?』
『くそぉ、どうなってんだ!!ナツとの念話が途切れちまった!!』
ウォーレンさんがそう言う。ナツさんとの念話が途切れたってどういうことだ?
『どうなってるも何も』
『ナツが消えちまった!!』
ロメオとエルフマンさんがそう言う。ナツさんが消えただと!?
「ナツさんが消えたってどういうことですか!?」
俺がそう聞くが念話の調子が悪いのか、誰の声も聞こえない。
「一体何がどうなってるんだよ・・・」
俺はナツさんが心配で仕方ない。俺も今からでもそっちに向かうべきなのかな?
「シリル!!手を休めんな!!」
すると、後ろからそんな怒鳴り声が聞こえる。俺は驚いてそちらを振り向くと、そこには鎖を破壊しているグレイさんがいた。
「でも・・・」
「心配するこたぁねぇ!!ナツがそう簡単に負けるわけねぇだろ!!」
グレイさんがそう言う。その目は仲間の無事を信じて疑わない、強い光を俺に感じさせた。
「やるぞ!!今はルーシィを助けるために」
「はい!!鎖を全部ぶっ壊します!!」
俺とグレイさんは再び地上に刺さる鎖を破壊し始める。ナツさん・・・ルーシィさん・・・無事でいてくださいよ。
『ミッシェルに謝りなさいよ!!ナツを返してよぉ!!』
俺たちが鎖を切断している中、無限城からルーシィさんの声が聞こえ、それと同時に無限城の至るところからたくさんの光が溢れてくる。
「なんだ!?」
「まぶしい・・・」
その光を見て俺とグレイさんはそう言う。これは一体・・・
俺たちが眩しさに目を瞑っていると、しばらくして無限城の光が収まってくる。
「まさか・・・ルーシィがナツを助けようとしたってことか?」
「そうなんでしょうか」
さっきのルーシィさんの声はすごく怒っていた。ナツさんを消されそうになったことに本当に怒っていたんだ。それが今の光を生んだのか?
「ったく、助けに行っておいて自分が助けられてちゃ世話ねぇぜ」
「フフッ。そうです
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