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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epico29新暦66年:クラナガンの悪夢〜Second coming〜
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を取り戻してる。だから、勝てる、って思った。けど・・・

「っ!?」

ルシルとアムティスのさらに上空が光ったと思えば、「召喚魔法陣・・・!?」が展開されていた。その巨大さ(直径で30mはありそう)だから、召喚魔法陣の下側から出て来たソレの正体がなんなのかすぐに判った。

『ルシル、上!!』

ルシルだって気付いてるだろうけど念話で忠告。その直後・・・

――天上の閃光(ラージョ・デ・シエロ)――

召喚魔法陣から出て来た白銀の巨腕。五指の先端に有るクリスタルから青白い砲撃5発がルシルへと向けて発射された。

――女神の護盾(コード・リン)――

展開されるのはサファイアブルーに輝く、女神が祈る絵が描かれてる円い盾。砲撃は盾に着弾して四方八方に拡散。さすがに奇襲だったからイドゥンで吸収するようなファインプレーは出来なかったか、ルシル。けど・・・

「もうちょっと考えてよ!」

――飛刃・翔舞八閃――

拡散した砲撃へと飛刃を放って、街中に着弾するより早く叩き斬る。すると『ありがとう、シャル!』ルシルから感謝された。嬉しいけど『礼は後、でしょ』って返す。今はアムティスの迎撃を最優先にしてほしい。何せ・・・

「タイプ・アーティラリー・・・! ウスティオで発見されたっていう・・・!」

白銀の巨体がクラナガンの空に追加される。ついさっき現れた直後にサクッと姿を消したアムティスだ。純白のインバネスコートっぽい翼がバサッと大きく開かれた。そして4対8枚の翼の表面が青白く光ったから、すぐさま絶対切断スキルを発動。

――語り継がれし神の審判(トルエノス・デ・ラ・トラディシオン)――

空が真っ白に染まり、雷が落ちた時のような轟音がクラナガンを襲った。タイプ・アーティラリーの基本兵装の1つ、広域殲滅砲撃が発射された証。威力はかなり高い。けど雷のように枝分かれする拡散砲撃ゆえに狙った相手に確実に当てることは望めない。あの砲撃は、敵地のど真ん中で放ってこそ意味がある。それに・・・

――女神の救済(コード・イドゥン)――

雷撃のように見えて純粋な魔力砲撃。ルシルにとっては格好の回復アイテム扱い。いくつかがルシルによって吸収されて、他は私の「飛刃・翔舞十八閃!」で寸断してあげれば完全無力化が出来て・・・って、「ルシル!」に迫るタイプ・セイバーの暴風パンチ。

――女神の護盾(コード・リン)――

ルシルはギリギリ障壁を展開して、暴風パンチを繰り出した左手を弾き返した。アムティス・セイバー(識別名が判んないしこう呼ぼう)はすかさず右手でルシルを鷲掴んで、さらに超高速回転させた。そして発生する暴風。あれじゃ手に握られたルシルがバラバラに粉砕されちゃうよ。

『ルシル!』

『大丈夫だ!
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