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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epico29新暦66年:クラナガンの悪夢〜Second coming〜
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ら、止めに入った男の人が「いい加減にしろ」女の人を平手打ち。

「え・・・?」「な・・・!」

私とヴィータちゃんが呆けていると、女の人はショットガンを降ろして渋々と隊列に戻った。そして「任務を続行する」って男の人が告げると、再びどこかへと向かって飛び去って行った。ヴィータちゃんが「待て、おい!」って追いかけようとしたけど、「待ちなさい」ある声によって遮られた。

「ナカジマ准陸尉」

「アルピーノ准陸尉」

首都防衛隊の分隊長、クイント・ナカジマ准陸尉と、同じく分隊長のメガーヌ・アルピーノ准陸尉だ。私たちにここの避難誘導を務めるように指示を出してくれたお2人。そして分隊員の人たちが6人。ナカジマ准陸尉は「追跡をする前に、まずは引き継ぎを。ね?」そう言って、民間の人たちに声を掛けて再整列させて、「みなさん、安心してください。どうぞ焦らず、慌てずに避難してください」アルピーノ准陸尉が歩を進ませる声掛けをする。

「ここの避難は私たちに任せて――」

「あなた達はリンドヴルムの追跡、および逮捕を」

「「お願い出来る?」」

「「・・・はいっ! お任せください!」」

私とヴィータちゃんはお2人に敬礼して、一気に空へと上がる。目指すはドラゴンヘッド。今度はどんな悪事を働くのか判らない。また手を汚させる前に捕まえないと。

「急ごう、ヴィータちゃん!」

「応よ!」

そうしてわたしとヴィータちゃんは、すでに姿が見えなくなっちゃってるドラゴンヘッドの行方を一課本部に問い合わせてから、その方角へと向かって飛んだ。

†††Sideなのは⇒フェイト†††

新たに出現したリンドヴルム、その第0小隊ドラゴンハートがミッドの首都クラナガンで派手に暴れた所為で街は大混乱。混乱に陥る民間人、破壊されて崩れる建物。しかも私たち臨時特殊作戦班が苦労して捕まえた3小隊と神器を奪還までする始末。

「フェイト。こっちは終わったわ。そっちは?」

「うん。問題なく逮捕完了」

最悪なのはそれだけじゃなくて、この混乱を利用して全く関係ない犯罪者まで動き出し始めた。避難誘導の手伝いをしていたけど、罪を犯した人たちの逮捕に参加することになった私とアルフとアリサとザフィーラ。たった今も混乱に乗じて強盗を行った犯罪グループを壊滅させた。

『お疲れ様。今そっちに応援部隊が向かっているから、少しの間でも休憩を取って』

一課本部からそんな通信が入った。けど、私たちだけ休憩するわけにはいかない。何せ、1ヵ月以上と意識不明だったルシルがミッドに降りて来ていて、メンバー全員が神器持ちだって言うドラゴンハートの3人と交戦、そして撃破したってとんでもない連絡を本部から貰ってる。病み上がり直後で神器持ちを3人も倒した。やっぱりルシ
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