宇宙戦艦ヤマト異伝
超時空戦闘機
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隊と死闘を展開する三惑星連合軍に、思い掛けぬ援軍が届いた。
操縦性も火力も折り紙付き、戦闘証明済み《コンバット・ブローブン》だが。
ガミラス、ガトランティス、地球の宇宙戦士達は疲労の極限に達している。
アルコン睡眠学習装置を活用、操縦技術の速成訓練は可能だが。
ヤマトの戦友達は貴重な戦力、補充の利かぬ有限の人材であるのだ。
疲労を重ねる彼等に過大な期待を要求する愚は慎まねばならぬ。
已む無く、前述の求人要請《メッセージ》が世界中の少年少女達に送られた。
宇宙戦闘機《スペース・ファイター》は、遠隔操縦《リモート・コントロール》。
操縦士《パイロット》は不在で構わぬ、地下都市から操作すれば良い。
大蛇《ビッグ・バイパー》、沙羅漫蛇《サラマンダ》、銀鷹《シルバー・ホーク》。
水星《テラ》を救う為に多数の宇宙戦士、超時空戦闘機の操縦士《パイロット》を求む。
世界中に、遠隔操縦装置《リモート・コントローラー》を配置。
アルコン睡眠学習装置も併設、数多の志願者に対応すべく各種施設を改造した次第であるが。
各地域の志願者、少年少女達は極めて短時間の内に恐るべき学習能力を発揮。
驚異的な速度で、無人宇宙戦闘機を自由自在に操る要領を会得してしまった。
数時間後には第1陣が表示画面《スクリーン》、擬似仮想空間を睨み機体を操作。
遠隔操縦《リモート・コントロール》を操り、投影された分身が宇宙を駆け抜けた。
大蛇《ビッグ・バイパー》、沙羅漫蛇《サラマンダ》、白銀の鷹《シルバー・ホーク》。
戦闘意欲に溢れ反射神経に優れる少年少女達は、期待を遙かに上回る学習能力を発揮。
熟練操縦士《ベテラン・パイロット》と互角、優るとも劣らぬ技量を披露。
有人艦隊を凌駕する戦果を挙げた猛者も現れ、太陽系防衛軍の一翼を担った。
遠隔操縦機の大編隊は宇宙空間を荒れ狂い、瞬く間に無限艦隊の前衛部隊を殲滅。
縦横無尽に宇宙を翔ける無人機の大群、凄絶な嵐が太陽系を吹き荒れ威力を誇示。
無人機の大群は独力で水星《テラ》周辺の無限艦隊を一掃、小惑星帯軌道以遠へ駆逐。
有人機の操縦士《パイロット》達は事実上の休暇、F級の待機《スタンバイ》に入る余裕を得たが。
統計を精査した結果、興味深い事実が判明した。
各種機体と国別少年少女達、組み合わせに拠り微妙に戦績が異なるのだ。
大蛇《ビッグ・バイパー》は4種類、型式《タイプ》は兵装が違う。
白銀の鷹《シルバー・ホーク》は射程距離、破壊力の異なる2種類。
沙羅漫蛇《サラマンダ》は可変翼、1型式だが順に御紹介する。
大蛇《ビッグ・バイパー》A型は前方固定式、通常型光線砲《ノーマル・レーザー》1門。
副火器は前方上向き斜銃1門、下方投
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