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ソードアート・オンライン〜Another story〜
SAO編
第117話 ラストバトル
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界の創造神、この世界の絶対神の前に平伏すしかないと言うのに目の前の男は2人の間に現れたのだ。
「……むッ!?」
この時ばかりは茅場も驚きを隠せなかった様だ。今までは、自身の正体がバレる可能性があり、驚いた事は幾つかあったようだが、正体をバラした以上、何も驚く事は無いだろう。そうして、いつも涼しい表情で、そう神の如く君臨していた男が、驚愕の表情をしたのだ。……この時、始めて顔をゆがめていたのだ。
その原因は……目の前の男。リュウキの存在だった。
確かに……彼のその見る眼と言うものは素晴らしいものがある。おそらくは、現実の世界で特殊な環境に身をおいている者なのだろうか……?……それが この世界においてどのような影響を及ぼすのかはわからない。
その眼などと言う力。
そんな要素はこのゲームに追加してる事は無い。完全なシステム外の力なのだ。どこでどのようにして、その力を得たのかはわからない。恐らくは……現実の世界で特殊な環境に身をおいていたからだろう。
それも推察でしかない。
そして、茅場は先ほども言ったとおり、全プレイヤーの中、キリト君とリュウキ君。この2人ならば、たとえこの場で自身のの正体がばれず、そのまま攻略が進んだとしても、100層までたどり着けるだろうとふんでいた。
―――だが……これは一体どういうことだ?
今、ここに居る全プレイヤーに施した麻痺状態。その呪縛から、自力で解放するのは無理だ。システム権限により、施している麻痺は、例え解毒結晶、解毒ポーションを使っても解毒することができない。今この場の全員に施している麻痺は、GM権限でシステムを操り施したもの。
この効力は無限時間、無制限のもの。
だが、目の前の男はいともたやすく立ち上がっていた。そして、今我々の間に現れた。その速度は、正に神速と言っていい。あの時のキリトをも上回っているのか?と思える如き速度で現れた。
そして、自分自身がキリトとのデュエルの際に使用したあのオーバーアシストを彷彿させるかのような動きだった。
「……勇者、……か」
リュウキは呟く。さっきとは対照的な動き、ゆっくりとした足取りでキリトと茅場の方へと歩き出す。
「確か……初めの頃言われてたな、最初は銀髪の勇者だったか?クラインのバカにもさっき言われたし……はぁ、……勝手に、呼ばれたんだった」
リュウキは……その手に持つ双斬剣をゆっくりと動かしながら更に茅場に近づく。
「あの時は嫌だったし、今でも好んではいないが……。この場では使わせてもらうか」
そして、キリトの横に立った。
「キリト……。お前が申し込まれたのに悪いが、ここは俺に譲れ……」
「何をっ……!」
キリトはリ
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