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ソードアート・オンライン〜Another story〜
SAO編
第116話 運命の時へ……
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愛いところもあって、なんだか世話のやける弟みたいに思える事だってあった。……オレにも色々と打ち明けてくれる様になって、心を開いてくれるようになって、本当に嬉しかった。……こんなオレでも お前の力になれるって思えたからな?……親友」
「ッ!!」
これじゃあまるで……、走馬灯をみせられているようじゃないか。……自分のものじゃなく、他者のものの。そんな今際の言葉なんか聞きたくない。
アスナは強く想っていた。
「……レイナも、リュウキを救ってくれてありがとう。……レイナがいたから ここまでこれて、そしてアスナも無事で、リュウキも無事だった。オレはそう信じてる。きっと、今まで生き残っている皆も」
「……や、やめてっ。そ、そんなの今、聞きたくないっ……!」
――……話ならこれが終わった後に聞きたい。なら、幾らでも聞いてあげる!
レイナは、そう言おうとするが、喉に小石が引っかかった様に言葉が中々出てこなかった。
「……アスナ」
キリトは、最後にアスナを見つめた。泣いている彼女を見て……キリトは胸中ですまない。と呟く。……その呟きは。
「っ……!!!」
彼女の元に届いた。
そう、キリトは……特攻をかけるつもりなのだ、己の命を捨てるつもりで……。
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